米朝快談

嶽本野ばら

「門外漢」と侮るなかれ。幼少より寄席に通い、米朝大全集と著作に長年親しみ、いまや小説家の血肉となっている！ 十五の演目をネタに自身の貧窮と独り身を笑い飛ばし、人間国宝とＡＫＢ48を同列に論じ、島田紳助の凋落と立川談志の芸風を嘆き惜しむ。新作落語にも挑む最強の落語本にして、最新の野ばらワールド全開。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: エッセイ・紀行 / エッセイ
• 出版社: 新潮社
• ページ数: 302ページ
• 電子版発売日: 2013年08月23日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

落語好きには面白い1冊。ありがちの落語本とは少し趣は違いますが、落語の内容解説よりも、前後ののばらさんの逸話のほうが、十分笑え、落ちがついていることもあり、とても面白く読みました。
落語の知識的なことも、文中の米朝師匠の語りで知り得ることができ、とっても楽しく読みました。
ただ、巻末ののばらさんの新作落語はパス、どうも落語は読むものでなく、聞くほうが好きなので。。。。

[ブクログ · ★★★☆☆]

意外な組み合わせの落語×野ばら。乙女のカリスマ・嶽本野ばらが紹介する関西の落語の本なのですが、舞台で見るものという事もあり、文章だけでは面白さは詳しく伝わらない。いくつか実際に聞きたいものもあった。斬新な切り口ではあると思う。