自己流園芸ベランダ派

自己流園芸ベランダ派

550円 (税込)

2pt

タレント、ミュージシャン、作家……と多様な顔をもつ、著者いとうせいこう氏は自宅マンションのベランダで60鉢もの植物を育てる「ベランダー」でもある。
「ベランダー」とは著者の造語で、ガーデナーと区別したものだ。

面積や日照時間が限られる都会の狭いベランダでは園芸書の知識は通用しない。
著者は10年以上のベランダー経験をもとに自己流で植物の世話をし、試しては枯らし、枯らしては試すを繰り返す。
しかし、その自由さこそがベランダーの醍醐味なのである。

たとえ枯らしてしまってもいいのだと著者は言う。
それも植物の生命のひとつのサイクルであり、そもそも植物の生命をコントロールしようとすること自体が無理なのだから……。

本書は、そんな著者の植物生活をつづったものだ。
著者と一緒に植物の生命の偉大さに驚き、感謝したくなる一冊です。

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自己流園芸ベランダ派 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年09月05日

    面白かった。園芸の本が写真無しでもこんなに面白いなんて、すごい。花や木が気になって、インターネットで調べながら楽しくよみました。
    最後の対談も深い。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    なごんだぁ〜!
    年明けて、なかなかいい本が見つからなくてウジウジとDSばっかしてたけど、年明けガツンときた一冊として。

    園芸(庭いじり)には何種類かあるけど、こないだ行ったロシアのダーチャ風(ほったて小屋風別荘)の園芸方法で、あたしゃ気に入った。
    キレーなイギリス風ガーデニングなんかより、もしゃも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    ぷっと吹き出したり、ほろっときたり、いろんな物語がつまったせいこうさんのベランダ園芸物語。「枯らしてもよいのだ」の意味が、対談の章でやっと納得できた。植物を育てたいけど、自信がなくて迷っている人にはぜひオススメ。

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    Posted by ブクログ 2014年06月16日

    いとうせいこうの文章を初めて読んだが軽妙でやや自虐スパイスの表現が私好みであった。人気があるのがよく分かった。面白かった。

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    Posted by ブクログ 2014年02月06日

    ボタニカルライフに引き続き、いとうせいこうさんの園芸ものを。
    相変わらず面白いのだけど新聞連載のせいか文章が短めなのが残念。
    気になる植物は画像検索しまくったので、すこしだけ植物に詳しくなれたかも。

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    Posted by ブクログ 2013年05月15日

    ボタニカルライフに続いて、いとうせいこうのベランダでの園芸エッセイなのだが、ベランダーのあるあるが本当に詰まっている。
    その上この人のベランダに時折訪れては話を聞いてるような細やかな植物の描写と気持ちの動きについての記述に思わず一緒に喜んだり悲しみを抱いたり。
    植物を不器用ながらも育てている人や、植...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年05月27日

    植物、私も苦手だったけれど、多肉植物を友人に勧められてから俄然興味が出てきた昨今。
    色々枯らしてきたけれど、せいこうさんのように捨てないで水をたまにあげていたら春になったら芽吹いたとか、感動もあり。
    植物に元気をもらうことや発見が多い。
    ガーデニングというと敷居が高いけれど、これくらいのスタンスでい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年11月03日

    朝日新聞に連載されていたコラムをまとめた本。植物を買ってはダメにし,思いがけない発見がありと共感を覚えることもあるのでは。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    植物,

    を通してながめる,季節の移り変わりの本.

    浅草のマンションのベランダを,1年のサイクルで訪れる四季.
    その流れを自分の育てる植物と共に感じながら生きる,四十半ばの独身男.最高です.

    特に中盤すぎあたりにある,『冬の終わりに共振する』の回が白眉.
    久しぶりに音楽ではなく,本を読ん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年09月09日

    私よりも母が立派なベランダー(ベランダで園芸をする人を指す造語)なのでうれしかったとのこと。後ずさっていくとお尻の後ろでひそやかな音がして、青ざめつつ振り向くと折れた木が。というところは非常に共感したとのこと。

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