無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
タレント、ミュージシャン、作家……と多様な顔をもつ、著者いとうせいこう氏は自宅マンションのベランダで60鉢もの植物を育てる「ベランダー」でもある。
「ベランダー」とは著者の造語で、ガーデナーと区別したものだ。
面積や日照時間が限られる都会の狭いベランダでは園芸書の知識は通用しない。
著者は10年以上のベランダー経験をもとに自己流で植物の世話をし、試しては枯らし、枯らしては試すを繰り返す。
しかし、その自由さこそがベランダーの醍醐味なのである。
たとえ枯らしてしまってもいいのだと著者は言う。
それも植物の生命のひとつのサイクルであり、そもそも植物の生命をコントロールしようとすること自体が無理なのだから……。
本書は、そんな著者の植物生活をつづったものだ。
著者と一緒に植物の生命の偉大さに驚き、感謝したくなる一冊です。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
なごんだぁ〜!
年明けて、なかなかいい本が見つからなくてウジウジとDSばっかしてたけど、年明けガツンときた一冊として。
園芸(庭いじり)には何種類かあるけど、こないだ行ったロシアのダーチャ風(ほったて小屋風別荘)の園芸方法で、あたしゃ気に入った。
キレーなイギリス風ガーデニングなんかより、もしゃも...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月15日
ボタニカルライフに続いて、いとうせいこうのベランダでの園芸エッセイなのだが、ベランダーのあるあるが本当に詰まっている。
その上この人のベランダに時折訪れては話を聞いてるような細やかな植物の描写と気持ちの動きについての記述に思わず一緒に喜んだり悲しみを抱いたり。
植物を不器用ながらも育てている人や、植...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年05月27日
植物、私も苦手だったけれど、多肉植物を友人に勧められてから俄然興味が出てきた昨今。
色々枯らしてきたけれど、せいこうさんのように捨てないで水をたまにあげていたら春になったら芽吹いたとか、感動もあり。
植物に元気をもらうことや発見が多い。
ガーデニングというと敷居が高いけれど、これくらいのスタンスでい...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
植物,
を通してながめる,季節の移り変わりの本.
浅草のマンションのベランダを,1年のサイクルで訪れる四季.
その流れを自分の育てる植物と共に感じながら生きる,四十半ばの独身男.最高です.
特に中盤すぎあたりにある,『冬の終わりに共振する』の回が白眉.
久しぶりに音楽ではなく,本を読ん...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。