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恋多きゼウスと、嫉妬に狂う妻ヘラ、その子ヘーパイトスと美の女神アプロディテ、恋の矢をもつエロス……。オリュンポスの神々はいかに戦い、いかに恋したか。「遠いむかしに語られ書かれたように、わたしのギリシア神話を書きはじめよう」と著者は言う。しなやかな哲学者による、ギリシア神話入門の決定板。
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Posted by ブクログ
ギリシャ神話の入門書と言われるにも関わらず、かなり複雑に絡み合った内容のものも多いですが、この本は馴染みのあるエピソードを読みやすい文章で紹介してくれました。パンドラ、オルフェウス、ペルセウス、ミダス王など子供向けの絵本や星座の由来として聞いた話をもう少し詳しく、多少の不道徳も伝承に近い形で読むこと...続きを読むができます。いくつもある異説の中から、読んでいて気持ちのよいものを選んで書いてもらっているようにも感じられました。切り紙による挿し絵も分かりやすくユーモラス。大胆なデフォルメも神話の雰囲気にあってます。 神話の内容だけでなく、著者の言葉がまた名文です。 「神話から教訓を得ようとするのは滑稽なこと。」 「ギリシャ神話が面白く書ける状態を作って書きたかった。」 特に「知識として、教養としてという考えは嫌いですから」という言葉に目が覚める思いでした。ご存命の間に、お名前だけでも知っていたかった。
エッセイストとして知られる著者が、ギリシア神話をわかりやすいことばで語りなおしている本です。 著者は「はじめに」で、ギリシア神話から感動を受け取ったことがないと述べています。物語に安易な感動を求める傾向が強まっているなかで、人間の想像力の根源的な力強さをギリシア神話に見いだそうとする著者のスタンス...続きを読むが印象的です。 本書の「解説」を担当しているのは竹西寛子ですが、編集者だったころに著者に本書の執筆を慫慂した、いわば本書の生みの親ともいえる存在です。彼女が読みたかったギリシア神話は、「人間のわざ」として「古事記」も「ハムレット」も分け隔てなく対等にあつかうようなまなざしでとらえられた「ギリシア神話」であったことが明かされています。本書が、「人間のわざ」としての「ギリシア神話」としての性格をもっていることが、通り一遍の解説には見られない、本書の魅力なのだと思います。
「ザ・キャラクター」を観て、やはり知識としても「ギリシア神話」は知っていなければならないなあと思い読んでみることにする。 串田孫一さんの「ギリシア神話」なら間違いないだろうと思い、膨大な数の本の中からこれを選んだ。 正解だったと思う。 あとがきや解説にも書かれているが、孫一さんが年月かけて考えた構成...続きを読むになっているので、とっつきやすいし、分かりやすい。 ナルキッソスとエコーの話やケンタウロスを倒す話、アポローンとダプネーの話、イカロスの翼が溶ける話…小さい頃にどこかで読んだ話と今再び再会するのは不思議な気持ちだった。 そして、他の神様やその子供たちの話は知らなかったり、話の内容が細かすぎてついていけなかったりもした。 もう一度読めば良いのかも。 気がつくと、時々字面だけを追っている。 その中でも、思わず微笑ましくなったお気に入りのお話の記録。 あとで役立つかも、あたし。 みすぼらしいが智慧を持ってるシレノスの生活とお話。 ペルセウスとその美しい母ダナエの物語。 つーか、神様殺しあいしすぎ笑。 すぐに殺して八つ裂きにして嫉妬して… 人間より質の悪いやつらであることは間違いない。
国や土地や人が産まれる根本となる事象が散らばっている。 本当に本質的な思考とはについて考えることができると思う。
哲学者の串田さんによるギリシア神話入門。ギリシアの神々はなかなか人間味があって、女絡みの嫉妬(ゼウスの女たらしのせい)で始終いざこざを起こしてます。ペルセウスとヘラクレスの冒険譚が特に楽しい。
ゼウスだとかエロスだとかその名前や〇の神というようなことは知っているがその中身はあまり知らない、という部分をかなり読みやすい文章で語られていおり、さくさくと読める。そして現代にあふれる様々な物語や思想の源流がここにあるのだと感じられ、これからギリシア神話の知識を深めていくには安定した一歩になったなと...続きを読む思う。 『ギリシア神話を教訓に利用しようなど考える人がいたら、それはずいぶん滑稽なこと』と著者の言葉があるが、読後感はまったく何度も首肯した。神として人と区別している割に彼らが持つ感情や欲望は人間のそれよりも生々しくて、神であるが故なのかそれらを発露することに躊躇がない気がする。 印象的だったのは 『愛の神エロスが恋をした話』 『月の女神と羊飼いの若者との月夜にふさわしい恋物語』 『女神の涙から生まれた花』
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