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Posted by ブクログ 2011年01月24日
内田はこの著作の中で自身の社会学の学びの歴史を重ね合わせながら、歴代の社会学者やそれへの影響者を中心に社会学の「本質的なこと」へと導く。
内田は、序章で大学院の時代を思い返し、自分がなしていることにどのような意味があるのかを指導教官に聞く場面が描かれている。そこで、その指導教官は「内田君、二十代は本...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
さて、僕は社会学専修課程にいるわけです。
大学に入る前から、心に決めていたので、惰性、ということでもあるのですが。
(そのころは、「ハゲの社会学」をやろうと考えていました。はげということが逸脱としてラベリングされ、あまつさえ医療化されるプロセスについて、メディアにおける表現を通じて研究しようかと...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月19日
著者自身が社会学を学んできた歩みを振り返りつつ、パーソンズやルーマン、フーコー、柳田國男らの投げかけている問題について考察をおこなっている本です。
著者は、ルーマンの社会学が主体を超越的な審級にすることをしりぞけていたことを指摘する一方、システムの存在自体を超越的な審級にしてしまっているのではない...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月12日
社会を学するということがいかに難しいかが分かった。社会とは、実態があるようで、高度に抽象的なものなのだ。それを対象にするのがいかに困難か。
社会学に関する理論の紹介がメインだが、表面をなぞっただけ、という印象はぬぐえない。
結局、分かったようで分からないのだ。
とはいうものの、物象化、フォ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
著書の内田氏は、見田宗介ゼミの出身者だそうで、
随所に見田先生の恩恵に授かったことがこの本で垣間見える。
大澤真幸氏の『不可能性の時代』においても、
「理想の時代」の区分の中で内田氏の探偵小説における類似性を援用している。
大澤、内田両氏を育てた見田宗介はやはり偉大だと思う。
さて、本書の内容だが...続きを読む
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