社会学を学ぶ

社会学を学ぶ

715円 (税込)

3pt

3.3

社会学とはどういう学問か。また、社会学を学ぶ理由は何か。これらはそのまま、「社会」とは何かという問いにつながる。本書では、著者自身の経験に即しながら、パーソンズの行為理論、マルクスの物象化論、レヴィ=ストロースらの構造主義、フーコーの言説分析、ルーマン/ボードリヤールのシステム論、柳田国男の習俗の思考、ベンヤミンのパサージュ論などを通して、これらの問いに答えてゆく。社会学の本質に迫る、渾身の入門書。

...続きを読む

社会学を学ぶ のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2011年01月24日

    内田はこの著作の中で自身の社会学の学びの歴史を重ね合わせながら、歴代の社会学者やそれへの影響者を中心に社会学の「本質的なこと」へと導く。
    内田は、序章で大学院の時代を思い返し、自分がなしていることにどのような意味があるのかを指導教官に聞く場面が描かれている。そこで、その指導教官は「内田君、二十代は本...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    さて、僕は社会学専修課程にいるわけです。

    大学に入る前から、心に決めていたので、惰性、ということでもあるのですが。

    (そのころは、「ハゲの社会学」をやろうと考えていました。はげということが逸脱としてラベリングされ、あまつさえ医療化されるプロセスについて、メディアにおける表現を通じて研究しようかと...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年08月19日

    著者自身が社会学を学んできた歩みを振り返りつつ、パーソンズやルーマン、フーコー、柳田國男らの投げかけている問題について考察をおこなっている本です。

    著者は、ルーマンの社会学が主体を超越的な審級にすることをしりぞけていたことを指摘する一方、システムの存在自体を超越的な審級にしてしまっているのではない...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年05月12日

    社会を学するということがいかに難しいかが分かった。社会とは、実態があるようで、高度に抽象的なものなのだ。それを対象にするのがいかに困難か。

    社会学に関する理論の紹介がメインだが、表面をなぞっただけ、という印象はぬぐえない。
    結局、分かったようで分からないのだ。

    とはいうものの、物象化、フォ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    著書の内田氏は、見田宗介ゼミの出身者だそうで、
    随所に見田先生の恩恵に授かったことがこの本で垣間見える。
    大澤真幸氏の『不可能性の時代』においても、
    「理想の時代」の区分の中で内田氏の探偵小説における類似性を援用している。
    大澤、内田両氏を育てた見田宗介はやはり偉大だと思う。

    さて、本書の内容だが...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    著者自身の体験から社会学の変遷をなぞっていく。いわゆる「教科書的」な社会学にふれてみたい人は一読しておくと良いかも知れない。

    0

社会学を学ぶ の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ちくま新書 の最新刊

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

内田隆三 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す