子どもが減って何が悪いか!

子どもが減って何が悪いか!

770円 (税込)

3pt

少子化が進んでいる。このままでは日本が危ない。そう危ぶむ声もある。これに対し、仕事と子育ての両立支援などを行い、男女共同参画社会を実現させれば少子化は止まる、と主張する人たちがいる。本書は、こうした主張には根拠がないことを、実証的なデータを用いて示してゆく。都市化が進む現代にあって少子化は止めようがなく、これを前提とした公平で自由な社会を目指すべきだと主張する本書は、少子化がもたらす問題を考える上で示唆に富む一冊である。

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子どもが減って何が悪いか! のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    個人的に「ほんとそれ!」と激しく共感する内容。AIが台頭し、労働力がそれほと必要なくなる時代、人口を増やすことってそんなに必要?それよりも、個人が社会的制約に縛られない生き方を選択できるほうがいいよね、と思う。子どもがいてもいなくても、他人(社会)からとやかく言われない、肩身の狭い思いをしなくていい

    0
    2025年07月14日

    Posted by ブクログ

    この本を読んで、改めて、少子化対策がことごとくうまくいっていないのは、「各対策にそもそも効果がない」、あるいは「前提が間違っている」という思いを強くしました。

    少子化は、ある意味、自然な流れなので、それを前提にした社会設計には大賛成です。
    もちろん、男女平等の実現は大前提。

    以前読んだ、『

    0
    2017年02月12日

    Posted by ブクログ

    リサーチ・リテラシーについての本。
    データに騙されるな!という『社会調査のウソ』の実践版という感じかな。

    著者は問いと答えを以下のように記している。 p.24
    ・男女共同参画は少子化対策と結びつくべきなのか。→「否」
    ・少子化は問題なのか→「多少、問題」
    ・仮に少子化が問題だとして、出生率回復策で

    0
    2014年02月13日

    Posted by ブクログ

    全ての章に渡って、データを慎重に見ること、算出された数値をいかに解釈するか、子供を持つ・持たない家庭、結婚の意思がない人への配慮など、選択の自由に重きを置いて男女共同参画社会と少子化の関係について批判的に論じている。「子供を育てやすい社会になれば一件落着」とマスコミが伝える情報を鵜呑みにしていた自分

    0
    2012年10月28日

    Posted by ブクログ

    名著!!

    新書でここまで説得力のある
    本に出会ったのは久しぶり。

    リサーチリテラシーの観点から、
    「男女共同参画が進めば、出生率は上がる」
    という欺瞞を見事に暴いている。

    フェミニズムについても言及しており、

    『「性からの自由」と「性への自由」は等価であることが理想である』

    0
    2012年09月22日

    Posted by ブクログ

    タイトルがトンデモ本のようでアレなんだけど、中身はちゃんとしたもの。
    インパクトを与えたかったんだろうね。
    社会学者が社会学的に「少子化は何の問題もない!!」と斬っている。
    しかもこの先生、社会学でもこの分野は専門外らしい。
    それだけ少子化対策とかジェンダーフリーに疑問を持っていたのだろう。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    少子化と男女共同参画が一緒くたに論じられることについて厳しく批判した本。労働などの面での男女平等をはかると出生率があがるということで「男女共同参画」を推し進めたフェミクラートへの批判も含むので、業界ではいろんな評価がある。でもワタシは自分でこいつを読んで、この人は基本的には正しいと思った(細部ではま

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    刺激的なタイトルの少子化関連の新書。昨今の少子化議論に違和感を感じている人も感じてない人も一度は読んでみるべき新書です。さまざまな統計手法(主に重回帰分析)が使われているが、そこは読み飛ばしても大丈夫かと。少子化は都市化の規定路線か、それとも防ぐべき課題か、学問的にも実感的にも考える契機になる良い本

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    リサーチリテラシーを軸に、子供が減るということの本当に意味するところを問い直す。決して少子化を積極的に推進しようとしている訳ではなく、あくまで少子化の意味するところって、本当に世間一般に言われているようなものなのですか?ってことを、真摯に再考している内容。

    0
    2016年04月18日

    Posted by ブクログ

    再読。
    一つ一つの主張にしっかりとデータをつけ、実名を挙げて反論する論の進め方は、やはり説得力があるし痛快。
    ただ、今って著者の予想とはちょっと違って、ゆるやかに少子化は解消してきてるよね。
    これをどう考えるべきか。「パート2」をぜひ執筆してほしいなあ。

    0
    2014年09月26日

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