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格差は、負け組も勝ち組も寿命を縮める。
ハーバードで世界が熱い視線を送る授業がある。日本人教授イチロー・カワチによる健康格差論の授業だ。先進国の中で寿命が短いアメリカと、世界トップ級の日本。この違いは格差にあった。今、格差の広がりとともに日本の長寿は危機に瀕している。格差はストレスを生み、信頼や絆を損ね、寿命を縮める。人々の命を守るには、日本の長寿を支えてきた、格差が少ない結束の強い社会を守るべき――所得、教育、労働、人間関係…あらゆる側面から格差を分析、新たな長寿への可能性を探る。
※【ご注意】この作品には表が多数含まれており、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立読みファイルをご確認いただくことをお勧めいたします。
Posted by ブクログ 2014年05月24日
医療関係の活動をしている方にはぜひ進めたい一冊
何故日本が長寿なのか。
健康意識も医療費も高いアメリカの寿命はなぜ低いのか?
環境と格差
格差は絶対に生まれるが、格差が大きいほどすべての階層の人の寿命が縮む。その「命の格差」を縮めるにはどうするべきか?
パブリックヘルスは社会全体の健康を考え...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月28日
社会疫学書は自然科学書と言ってよいか、という問題はあるかもしれないが、ハーヴァード大学で活躍するもう一人のイチローの名著。臨床医学から公衆衛生学に転身して活躍している研究者は何人もいるが、この人の語り口はとりわけ心地よい。文科系の学生さんにも、いや、にこそ、一読をお勧めする。ポピュレーションストラテ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月16日
日本出身でハーバード大教授の社会疫学者。専門書では翻訳が何冊か出ているが、新書で著者の研究をわかりやすく解説された書籍。米国は医療費を多額にかけながら、低い健康水準であるが、その大きな要因は経済格差である。低所得層が影響をまず受けるのはわかるが、高所得層にも影響を受ける。資本主義である限り、格差をゼ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年03月12日
たとえば、肥満で生活習慣病になってしまったひとがいるとする。血圧も高い、血糖値も高い、などを改善していくために、お医者さんが薬を処方し、運動不足を解消するように促したりする。そういうのは、健康を大きな川の流れに喩えると、下流での対処のしかただと、カワチ氏はいいます。社会疫学は、川の上流で対処をするた...続きを読む
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