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阪神・淡路大震災で、妹を亡くした少女の10年を描いたノンフィクション絵本。加藤いつかさんは、阪神・淡路大震災で妹・はるかちゃんを亡くした。体育館での避難生活、次第に生きる意欲を失い壊れかけそうになる家族、厳しい体験が続く。その一方、ボランティアの温かさにも触れた。震災のあった年の夏に、はるかちゃんの亡くなった場所から、大輪のひまわりが咲いた。近所の人が「はるかちゃんのひまわり」と呼んだことから、毎年そのひまわりの種を蒔く活動が広がり、いつのまにか震災自体のイメージの花として、ひまわりが注目されるようになる。当初いつかさんは、辛すぎてひまわりを見ることすらできなかった。しかし、何年も何年も妹の名が付いたひまわりを蒔き続ける活動が続く中、自分もできることから始めようという気持ちが芽生え始める。現在は、震災の語り部として、講演活動にも携わってる。NHKで放映されて感動をよんだ実話の絵本化。
...続きを読むPosted by ブクログ 2016年10月13日
1995年1月17日に起きた阪神淡路大震災で、当時小学6年生だった妹を亡くした女の子が、少しずつ時間をかけて心の傷と向き合っていくお話。ノンフィクション。
作者がこの絵本を執筆中に新潟県中越地震(2004年10月23日)が起き、読者である私は東日本大震災(2011年3月11日)を知っているし、熊本...続きを読む
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