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広島で原爆にあい、10年後に原爆症となった少女・佐々木禎子さん。12歳で亡くなるまで、周囲の人を思いやり、明るくふるまいながら千羽鶴を折り続けた禎子さんは「原爆の子の像」のモデルとなりました。実の兄がはじめて書いた禎子さんと家族の物語。
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Posted by ブクログ
先日、家族旅行で広島に行きました。その際、原爆ドームと平和祈念公園、平和記念資料館に行きました。そこで、佐々木禎子さんの事を知りました。 早速、本書を購入し家族みんなで読みました。 娘は涙を流し、目を真っ赤にしながら読んでいました。 原爆の悲惨さ、悲劇は、二度と起こしてはいけない事だと改めて感じま...続きを読むした。 これまで幸せな生活を営んでいた人々が、たったひとつの核兵器、原爆で全てを失ったり、その後の人生が大きく狂ってしまう。 禎子さんは、自分が白血病になったことや余命僅かである事を知らされませんでしたが、家族にも内緒で毎日、白血の数値をメモしていました。そのことが、彼女の死後にベットの下からで出来てわかったそうです。なんともやるせない話ですね。家族は禎子のために、禎子は家族のために、お互いにお互いを思いやり、大切に思う心が切ないです。 一番心を打たれた場面は、入院中一度も痛いとか苦しいとか言わなかった禎子が、病院に泊まりにきてくれたお母さんが帰る際に、思わず泣いてしまった場面はなんとも言えず涙が出ました。 まだ、12歳の少女が家族を思い、弱みも見せず、泣いたのもこの一回きりとは、やるせない思いで、胸が熱くなりました。 自分が早く良くなって退院できるように、そしてお父さんの借金が早くなくなるようにと千羽鶴を折り続けた禎子さん。病気のことはわかっていたのに、家族を思い折り続けた禎子さん。 もう二度と禎子さんのような、戦争や核兵器での犠牲者は、出したくない。そう強く思いました。 この本を読んだ娘がどう感じだかわかりませんが、彼女の心に、戦争や核兵器の悲惨さ、悲劇とさだこさんやその家族のように人を思いやる心、そして何気ない日常の素晴らしさや大切さを感じでくれたらいいなぁと思いました。
お兄さんが書いた佐々木禎子さんの本。佐々木禎子さんの家族の物語で、等身大の禎子さんがえがかれている。佐々木家は、家族を大切にしている普通の家だったことがわかる。家族は禎子さんを思い、娘は白血病で苦しみながら家族を思いやる。一番身近な家族の愛情を描くことで,一番大切なものをいとも簡単に奪ってしまう...続きを読む原爆や戦争に対する嫌悪感が増してくる。語り継ぐ事は大切。
小学4年生の時に読書感想文として読んだ本がこれだった。 久しぶりに読んでみたが、戦争は恐ろしいものという考えは今でも変わらなかった。
12年。 その病気の責任を、どこに向けることもできない。 できることはただ鶴を折り、願いを込める。 その願いは、自分の病気のことではなく、家族の幸せのことだった。 しっかり者は早死にする、かあ。 原爆の子も、ただの人間だったのよ。 特別なことはなにもない、ただの人間だったのよ。
【ノンフィクション】禎子の千羽鶴 広島の原爆にあった佐々木禎子さんのお兄さんが書いた話。小学生に読み進めやすい文で戦争のもたらすむごさ、悲しみが見にしみました。
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