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人気ドラマ「半沢直樹」原作小説『オレたちバブル入行組』の池井戸 潤が描く、銀行を舞台にした作品。どんどん続きが気になって一気に読み終えてしまいました。
とあるメガバンクの一支店に勤務する10人の銀行員をそれぞれ主人公とした短編集かと思いきや、全然そんな甘いものではございません。
上層部の勝手で非現実的な目標設定、低価値な商品の販売ノルマ、競合他社のなりふり構わない営業、足元をみて天秤にかけるクライアント等々。銀行員でなくともサラリーマンなら嫌というほど共感できる日常が舞台となっており、ウラではとんでも無いミステリーが進行していきます。
元バンカーである著者により、銀行内部の葛藤がリアルに描かれていて、まるでノンフィクションを読んでいるかのようです!
半沢が流行っているけど、こっちの方が好きかな。最後ゾクっとモヤっとできました。
途中で終われず一日で読めるので、急に予定が無くなった日におススメ。
Posted by ブクログ 2024年02月10日
池井戸潤、安定の銀行ミステリーです。構成としては、色んな人間の視点を通じて事件を読みといていく、池井戸潤らしい手法で書かれています。
半沢直樹シリーズと違う点は、誰かの不正の責任を押し付けられることではなく、行内で100万円が紛失するという、非常に些細な事件が起きることから物語がスタートしているこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月10日
ドラマと映画を見て、1番印象に残ってる西木の結末が違っていたので、答え合わせのために読んだ。
それにしても、登場人物のなんと多いことよ。
記憶力があまり良い方でない私は、ドラマと映画を思い出しながら辛うじて「あ、あの人のことか」と理解できたが、そうでなかったら頭こんがらがってたな。
章ごとに主人公が...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月11日
東京第一銀行長原支店でのできごとを視点を変えた短編という形で進んでいく。
なので、あとがきにも書かれているが…
人間模様がリアルで、物語が進むうちに自分もそこで働く一員のような感覚。ドキドキ・ハラハラ!
さすが、池井戸潤さん!
とても楽しめました♪
第一話 歯車じゃない
第二話 傷心家族
第三話...続きを読む
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