永遠の出口

永遠の出口

小説・文芸
555円 (税込)

2pt

「私は、〈永遠〉という響きにめっぽう弱い子供だった。」誕生日会をめぐる小さな事件。黒魔女のように恐ろしい担任との闘い。ぐれかかった中学時代。バイト料で買った苺のケーキ。こてんぱんにくだけちった高校での初恋……。どこにでもいる普通の少女、紀子。小学三年から高校三年までの九年間を、七十年代、八十年代のエッセンスをちりばめて描いたベストセラー。第一回本屋大賞第四位作品。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社文庫
  • タイトル
    :
    永遠の出口
  • タイトルID
    :
    214607
  • ページ数
    :
    360ページ
  • 電子版発売日
    :
    2013年07月19日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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永遠の出口 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    思春期の頃合いにずっと森絵都の児童文学を読んでいたけれど、
    なぜか「永遠の出口」の頃から離れてしまっていた

    そして数十年経ちいざ読んでみたら、なんかもうめちゃくちゃに「森絵都」で最高だった

    なんで先生の書く男の子っていつも素敵なんだろうな〜って中学生に戻ったような気持ちになった

    自分の思春期と我が子の思春期に思いを馳せながら読んで
    昔「つきのふね」を読んだ頃のように
    心にお守りをもらった気がした

    0
    2026年08月24日

    Posted by ブクログ

    「宇宙のみなしご」や「カラフル」「DIVE!!」「ラン」などで有名な児童文学を中心とする小説家の短編集。紀子(のりこ)の小学三年生から高校三年生までの10年間を、10の短編で描いており、姉妹、親、学校の先生、友達との関係、恋、卒業など青春時代の多くのテーマに触れている。子どもが大人になっていく激動の10年間を一人称視点で追体験し、またその過程のいろんな葛藤や気持ちをなぞりながら、自分自身をかえりみることもできる、貴重な経験をさせてもらえる本だと思う。これは、多くの名作児童文学がそうであるように、子どもにも大人にもわかる共通のテーマと、シンプルな構成や文体をとりつつも、背後にある人生の様々な側面の複雑さを感じさせる内容になっているからなのではないかと思った。

    とはいえ、実は自分は大人になる前の、中学生くらいの頃に読んでいた。当時からすれば高校三年生のことは分からずじまいであった。
    その頃から、表題作であり第一編の「永遠の出口」がずっと自分の中に残り続けている。取り返しのつかないこと、もう永遠に経験できない逃した機会を追い求め続けてしまう心についての作品である。主人公は10歳にしてこの「永遠」への執着の出口をみつけるような描かれ方がされているのだが、これはなぜなのかずっと気になっている。私自身が30歳近くになったいま、自分は永遠の出口を見つけられていないが、ときどき考える参照軸にしたいと思っている。



    なお、最近の森絵都の作品である「出会いなおし」を読んでみると、こんな一節があった。

     年を重ねるということは、同じ相手に、何回も出会いなおすということだ。会うたびに知らない顔を見せ、人は立体的になる。
    ーーー『出会いなおし』(森絵都,2017)

    長い目で人を立体的に見ていく、というのがこの人(森絵都)とって大切なテーマなのではないかと想像させられた。「永遠の出口」も主人公紀子を様々な時代から様々な側面で立体的に描き、良いところも悪いところも温かい色合いで映している。時代を経て想像しない形に変わっていく人のあり方に人生の深みや面白みがあるというものの見方のように見えた。

    0
    2026年07月12日

    Posted by ブクログ

    「地球は50億年後には滅びるなら、永遠など存在しない」と、紀子が知って絶望する…という最後の章が、ブッ刺さりました。自分もいつか地球が滅びるという事実にショックを受け、なら何のために自分は生きているのか、と真剣に悩んだ時期があったからです。小学校〜高校の出来事や感情を一人称で描いたそれ以外の章でも、懐かしく苦く自分に響く箇所がたくさんあり、なんだか若い気持ちになるほんでした。

    0
    2025年07月19日

    Posted by ブクログ

    子ども時代の友人関係、恋、別れ、家族へのもやもや、進路
    わかるなあってところもあるし、こういう時代は大変そうだけど廃れた生活の中で一瞬光るつながり、みたいなのに少し憧れる
    限りあるものは怖い、でもだからこそ大切にしようと思える。そんなまっすぐな気持ちを持った大人になりたい
    保田くんとの最後、良かった。こっぴどい失恋しても好きで良かったと思えたらそれでいいよね
    大人になると別れに対して感情が薄くなるけど、子ども時代は別れを全身に受け止めていたなあ
    自分も中学の卒業式では号泣したけど、高校の卒業式では泣いたかどうかも覚えてない、なんか悲しい
    元道の「世界は膨張してるんだぜ」ってセリフとても好き。こういう世界をフランクに捉えられる人って素敵

    0
    2023年11月20日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白い
    中3の時に一回、高2の時に一回、そんでもっかい今日読んだ
    中高生の頃に読んで、刹那を大切にしようと誓ったものの、今大学生になって読んでもやはり過去が恋しい
    いつでも今の大切さに気づくことは難しい

    綴られる言葉が自分自身の学生生活を本当に瑞々しく思い出させてくれる、森絵都さんの本は全部読んでるけど本当にぜんっぶ好き
    永遠の出口は大人の児童書とも言えるし、
    特に最後のヤスダ君とのやり取りは本当に心がキュッとなって忘れられん

    0
    2023年02月22日

    Posted by ブクログ

    主人公と同世代、そして著者の森絵都さんとも同世代。昭和のあの頃、思い出すなぁ。反抗期もあったし、ドキドキな恋もあったし。出来るなら、主人公の今を読んでみたいです。

    0
    2026年01月11日

    Posted by ブクログ

    友達と昔話をしているような、それも大雑把なものではなく詳しい内容を思い出して喜んでいる時のような気分になれる作品だった。
    成長過程を見ていて、それぞれの描写が本当に年代に合っている感じがする。
    リアルでむず痒くて、なんでそんなことするんだ!というのが同じ年代だった時の自分にも返ってくる感じが面白かった。

    0
    2025年08月21日

    Posted by ブクログ

    子どもから大人に向かう過程の、"愚かしいような、いじらしいような、ばかばかしくて目も当てられないような、それでいて真剣な"日々や感情が尊くて、あっという間に読み終わっちゃった!

    0
    2025年06月01日

    Posted by ブクログ

    第9章とエピローグがとても好きだな…。

    「永遠」という存在は自分にとっても、そうありたいと考えてしまうものである。例えば、富士山や星、宇宙などどこか特別感があるからである。また、無くなることは恐ろしいことだとも思ってしまうからだろう。
    しかし恋をしている時であったり、趣味に没頭しているときであったり、勉学に励む年だったりは、「永遠」ではなく、比較してしまうと「一瞬」である。そんな一瞬一瞬を私も主人公と同じように愛おしく感じる。なぜなら有限である人生の中に数回しかない一瞬もまた、特別なものであるから。
    永遠を憧れるのではなく、一瞬を愛することをこの本を読んだことで大事にしたいなと思いました。

    0
    2025年03月05日

    Posted by ブクログ

    とある女の子の小学生から高校生までのお話

    以下、公式のあらすじ
    ---------------------
    「私は、“永遠”という響きにめっぽう弱い子供だった。」誕生日会をめぐる小さな事件。黒魔女のように恐ろしい担任との闘い。ぐれかかった中学時代。バイト料で買った苺のケーキ。こてんぱんにくだけちった高校での初恋…。どこにでもいる普通の少女、紀子。小学三年から高校三年までの九年間を、七十年代、八十年代のエッセンスをちりばめて描いたベストセラー。第一回本屋大賞第四位作品。
    ---------------------

    小学生のときの浮いた子の話は何とも苦々しい気持ちになる
    そんなテイストの小説かと思って読んでいると、中学生では不良少女になるし
    高校生になるとこじらせた恋愛話になる
    なので、何ともまとめにくいお話だけど、当時の時代背景を鑑みると頷ける面もある

    中学3年ではいきなり家族旅行に行く
    自分への何かかと思いきや、実は両親の離婚危機を姉が防ごうとして計画したものだったとか
    高校1年生ではレストランでアルバイトを初め、社会の嫌な面を知ったりとか
    学校の事だけでもない


    全編通して感じる時代のノスタルジー
    私は紀子より少し年下ではあるけれども、時代の雰囲気はわかっているので、その辺の空気感が懐かしかったな


    こんな少女時代を過ごした紀子がどうなったかというエピローグのすかしっぷりも、物語の定番というフリを勝手に想像してしまっていたので、まんまとハマってしまった
    まぁでも、この世代はそんなもんだよなーとも思う

    0
    2025年01月16日

永遠の出口 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社文庫
  • タイトル
    :
    永遠の出口
  • タイトルID
    :
    214607
  • ページ数
    :
    360ページ
  • 電子版発売日
    :
    2013年07月19日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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