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Posted by ブクログ
1968年12月といえば 何といっても府中の3億円事件。 個人的には地元だったので、もうその話題ばかりで このマルセル盗難事件が起きたなんて少しも知らなかった。毎日新聞連載中は 1-2回読んでみたことがあったけど 途中だったので良く分からなかった。やはりこの事件が1968年の 同じ窃盗事件で未解決で事項を迎えたという事を知った時に、無性に読みたくなった本。この著者の書物は初めてだったが、すんなりある懐かしさを持って入ることが出来た。
最後までミステリアスで あのダビンチココードを思わせるような係累探しも
興味深い。またロートレック展で マルセルに日本に来てほしいな....
Posted by ブクログ
「私が一番知りたいのは、なぜ、何のために、山田花子はマルセルの贋作を描いてこの盗難事件に加担したかなんです。彼女つまり千晶さんを産んだ女性は、足が不自由でしたよね。それが動機でしょうか」
「山田花子が描いたマルセルの贋作、その習作をパリから持ち帰って来たのよ。本物の贋作を描くために随分修業してたみたい。ところで事件の概要って、茉莉さんはどこまでご存じなの?」
は山田花子を組織から連れ戻そうと説得をしたが失敗して、かっとなって傷害事件を起こした。そして阿久根か阿久根が属する組織にもみ消されて、すごすごと帰国した。
マルセルの絵葉書は阿久根賢三が書いたものに間違いない。父親の行動としては理解できるけれど、新聞記者としては完敗である。
そしてもし、盗んだ犯人である阿久根が、犯人からの要求を伝える代理人として、保険会社と身代金交渉を行ったとしたら、阿久根はすべてを自分で仕掛け、操ったことになる。
新聞記者の千晶は父が遺した取材ノートから、名画『マルセル』盗難の謎にのめりこみ・・・・実在の未解決事件をモチーフにした芳醇かつ極上の絵画ミステリ!!
Posted by ブクログ
今年読んだ本のなかでベスト3に入る作品。毎日新聞の連載小説だったとのことだが、実に緻密に書き上げられている。新聞記者だった一人身で自分を育ててくれた父なきあと、その父が残した昔の名画盗難事件にまつわる謎に偶然取り組むことになる娘。その事件がおきた京都で出会ったひとたちが何らかのかたちで事件にかかわっているのは感じるがだれも真相は話してくれない。関係者のひとりがなくなってその葬儀にパリから参列した人からのメールから絡まった謎の糸が解け始める。緻密な物語構築がなされているので、筋が少し読めても最後のページまで緊張感をもって読むことができた。秀作です。高城のぶ子って恋愛小説家だとおもっていましたが、おみそれしました。
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