鏡の中は日曜日

鏡の中は日曜日

1,056円 (税込)

5pt

梵貝荘(ぼんばいそう)と呼ばれる法螺貝(ほらがい)様の異形の館。マラルメを研究する館の主・瑞門龍司郎(ずいもんりゅうしろう)が主催する「火曜会」の夜、奇妙な殺人事件が発生する。事件は、名探偵の活躍により解決するが、年を経た後、再調査が現代の名探偵・石動戯作に持ち込まれる。時間を超え交錯する謎。まさに完璧な本格ミステリ。続編「樒(しきみ)/榁(むろ)」を同時収録。(講談社文庫)

...続きを読む

鏡の中は日曜日 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年07月14日

    殊能さんの最高傑作。

    名探偵とは何かを考えさせる事で、新本格ミステリの終わりと推理小説の新しい時代を教えてくれた本です。

    ジメジメした趣向だけ凝ったレトリックは消えさって、新しい水面へとこき出していく。それが分かる本。

    ただし単発で読まずに、石動が出てくる黒い仏と美濃牛をきちんと読んでから読ん...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年04月11日

    『黒い仏』はあまりにアレだったわけだが、こちらはいい意味で普通。端正な本格ミステリといえる。ユーモアも楽しめるし、ミステリとしても表題作のとある部分には驚かされた。人によっていろいろな楽しみ方が出来るのではないだろうか。表題作は作者の優しさも感じられる傑作。「樒/榁」も楽しめた。

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月29日

    「どんでん返し」っていうネタバレは見てたので身構えて読んでたけど、予想の斜め上をいかれて気持ちよく騙された感じ!
    劇中劇のほうは正直アンフェアなマニアック知識見立て殺人だなと思ったけど、本筋のほうは出題パートで提示されたヒントだけで結末へたどり着けるかな……いや自分がたどり着けなかったから断言できな...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月07日

    久々にページを捲る手が止まらないような面白い話!第一章から徐々に引き込まれていき、その思い込みのまま読むものだから、気持ちよく騙される。石動が出てきた時点でトンデモをよそうしたものの、全く方向性の違う話でした。殊能将之さんが早逝してしまったのが、本当に惜しい。

    0

    Posted by ブクログ 2021年02月25日

    石動戯作を探偵としたシリーズ第三弾。今作は前作の「黒い仏」のような感じではなく割とまっとうにミステリしている。といってもやっぱり単純なミステリではないのだが…。収録されている「鏡の中は日曜日」では石動戯作は探偵役でありながら狂言回し的な役割でもあり、水城というもう一人の名探偵の方が目立っていたともい...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年10月27日

    ハサミ男でずいぶん驚かされたから、本作にも同様の期待をもって臨んだもの。メタフィクション的な構造になっているけど、それも上手く使ってどんでん返される。柱となる物語自体が、いまひとつ面白みに欠けるから、その点がどうしても弱いと思えてしまう。かなりの数のミステリ作品に対し、同様に抱く感慨ではあるんだけれ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年06月22日

    面白かった!
    次の『キマイラの新しい城』を先に読んでしまって、本作の重要なネタバレを知った状態で読むことになったけどそれでも楽しめた。
    相変わらずエッ?!と思わせる展開。

    でももしこれから読む人がいるなら、絶対キマイラの新しい城より先にこちらを読むのをおすすめする。

    0

    Posted by ブクログ 2018年08月25日

    過去に書かれた小説と現在を交互に書き出し、殺人事件の再検証を行うというものだが、すっかり騙された。呆け状態の人間をうまく噛ませたなぁと驚愕。

    0

    Posted by ブクログ 2018年01月17日

    久々に本格推理(?)を読みました。
    で、しっかり騙されました。

    本格推理好きな人ならニヤッとできる、パロディ的要素が多めな話。仕掛けがいっぱい。
    殊能将之さんの小説を読むのはこれが初めてなんですけど、サービス精神すごいですね。
    しかもものすごくおもしろい。

    「おまけ」とされた2話がまた、やるなあ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年02月04日

    2015年10冊目。
    何となく某名作とかぶるなーとか思わないこともなかったけど、これはこれで楽しめた。読んだことがあるようなトリックのはずなのに、結局騙されるんだ、あたしはw

    0

鏡の中は日曜日 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

殊能将之 のこれもおすすめ

鏡の中は日曜日 に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す