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Posted by ブクログ
ワット、エジソン、ライト兄弟、フォン・ブラウンなど歴史に名を残した有名な発明家・実業家の事績を簡潔に記した文庫本である。一人ひとりの事績を追うならもっと詳しい本はたくさんあるし、むしろそっちを読んだ本がいいのだが、これを手に取った理由は、珍しくイサンバード・ブルネルが載っていたからだ。
ブルネルはイギリスの技術者で、鉄道建設や蒸気船事業などに取り組んだ人物である。イギリスでは知らない人はいない人物で、アメリカの大学でも、尊敬する偉人ランキングなどで上位に入っているようだ。恥ずかしながら、そのニュースを読むまで自分は知らなかった。
ブルネルは父も有名な技術者であり、出自も裕福である。父の事業を継いだこともあって、エジソンなどから比べるとやはりストーリー性には乏しいように感じる。日本で有名にならないのも無理は無いように感じた。
しかし、技術が急速に発展していった時代に抜け目無く鉄道や蒸気船といったインフラ事業に乗り出していった点は素晴らしいと思う。特に鉄道建設などは黎明期で今のような技術やノウハウが確立されておらず、困難を極めたようだ。
また、彼はイギリス以外にもイタリアやインドなど、他地域の鉄道敷設にも尽力している。交通が不便だった時代において、フロンティアである鉄道事業は本当に魅力的な事業だったのだろうと思う。
また、彼の作った蒸気船はイギリスと大西洋をつなぐ海底電信ケーブル敷設に用いられたそうだ。海底ケーブルは後に日本とも繋がったというが、こちらの方が縁がありそうである。
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