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Posted by ブクログ
実際に遊郭で娼妓を勤めていた方の本を読んだばかりだったため、終始物語(フィクション)、悪く言えば偽物の話として読んだ。眠ることも出来ない程過労な日々、性病に蝕まれ子供も産めぬ体になり世間では前科者扱いされる末路、自尊心から意地悪至極を尽くす朋輩、定期的な性病検診や注射や手術、花魁の命より金庫を優先する主人。そういった描写は無かった。そのため、華やかで、地位のある花魁のこういった描かれ方は、果たして本当にあったことなのか 私たち世間の一般人が見たいように見るためのコンテンツ化されたものなのか判別出来なかった。自分の無学を恨む。また、書かれていることがちゃんと面白いのと、一人の主人の主観でずっと物語が語られるため、二人を自分の所有物として見ている姿勢や女が身を売るということの苦しみがぼやけている。ので、遊郭にいる人間たちの生き様、という物語的な観点では楽しめたが、その実態に迫る切迫したものは無かった。本を読む順番を間違えたかもしれない。小夜衣はかわいい女性のようでいて実はめちゃくちゃかっこいい。胡蝶はかっこいいようで実はすんごくかわいい。自分に無いものを妬み 他人の役割を羨むのは もはや人の 病的な本能に思えているが なんとか克服出来ないものか…と小夜衣に惹かれ、胡蝶に共感するのを読んでいる最中、自覚しながら思った。
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