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Posted by ブクログ 2017年06月04日
小夜衣と胡蝶の成長日記を12か月になぞらえて その時の吉原の行事や風習を紹介してくれる。 話手は廓の主
吉原物って 親に売られて苦界と呼ばれる廓のなかで 外に出ることも許されず 身請けされるか年季が明けるその日を待ちわびるという かなり暗い話になりがちだけど この本は小夜衣と胡蝶のちいさないざこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月29日
内容(「BOOK」データベースより)
大籬・舞鶴屋に売られてきた、容貌も気性もまったく違う、ふたりの少女。幼い頃から互いを意識し、妓楼を二分するほど激しく競り合いながら成長していく。多くの者が病に斃れ、あるいは自害、心中する廓。生きて出ることさえ難しいと言われる苦界で大輪の花を咲かせ、幸せを掴むのは...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月29日
実際に遊郭で娼妓を勤めていた方の本を読んだばかりだったため、終始物語(フィクション)、悪く言えば偽物の話として読んだ。眠ることも出来ない程過労な日々、性病に蝕まれ子供も産めぬ体になり世間では前科者扱いされる末路、自尊心から意地悪至極を尽くす朋輩、定期的な性病検診や注射や手術、花魁の命より金庫を優先す...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年12月09日
吉原の大籬、舞鶴屋の主人の語り口で進むお話。
小夜衣と胡蝶という二人の花魁が中心となり移り行く季節と年月、そして吉原遊廓という空間が小気味よく描かれている。
どちらかというと小夜衣にスポットが当たり、彼女については良い面ばかりという印象。最後まで読むと「だからなのかな」と思うところがあるのだけど、逞...続きを読む
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