ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
6pt
母校から届いた同窓会名簿が、一人の男を冷酷な連続殺人鬼へと変えた。誘拐、拉致、凌辱ビデオの撮影そして殺害。残虐な完全殺人は何のためだったか? トリックが冴えわたる傑作ミステリ。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
ラストの衝撃度にびっくり。思わず声が出ました。 うーん、結局お金で買えないものがあるってことでしょうか。 美人の警視が登場してくると、一気にありきたり感が出てきてしまうものの、それを差し引いても、この著者の別の本も読んでみたいです。 グロテスクで、人に薦めにくいものではありますが 面白さは間違いない...続きを読むです。
去年のビブリオバトル・首都決戦を見て、プレゼンがよかったので読んでみた。 最後の最後でひっくり返った。読書慣れしてない人間には強烈すぎた。
裕福な家庭で育った主人公は人との関係を取り持つのに金銭が常に付き纏っていた。母親から受けたい愛情も、同級生から受けたい友情も彼を満たすものではなく、友情はいじめという形で彼に訪れる。そんな彼が居場所を見出したバンド活動をしていたメンバーの一人は事故死し、一人は行方がわからなくなっていった。そこから始...続きを読むまる彼の社会に対する自己表現は殺人という形で、罪もなき女性を次々と殺していく。 どうして殺していくのかは彼の異常性、そして題名から考えられる「彼女」の存在から読み進めていく中で表されていく。その猟奇性や惨たらしさは読み手を選ぶ側面も多いが読み手には犯罪者が明示された上で物語をある程度俯瞰して読むことができた。 満たされることがない、そして彼がもう一度会いたいと願う「彼女」の真実が明らかになると、今までのそれとない伏線が繋がり、この惨劇のやるせなさを一層際立たせていた。読み手を選ぶ作品であるがすらすらと読み進められる一作であった。
西澤保彦が狂気的な犯罪者を描いた倒叙ミステリ。 真の目的だけ伏せられ、最後に探偵役に暴かれ、更に本人も知り得なかった事実まで明らかとなる、と珍しくはないパターン。 しかし、ミステリとしての展開も、猟奇ものとしての書き口も、とてもクオリティが高い。 話の入り方、場面転換の切り返し方が大胆なのがよいのだ...続きを読むろうか、小さいことがたくさん気になるが、一つ一つを吟味する手間も惜しく読み進めてしまう。知らないうちに読まされて、気付けば謎解きに一緒に首を捻り、殺戮者の破滅的な理論に背筋を寒くしている。 最後、大オチがさすがにちょっとなぁ…と思うところはあるが、パズラーとサスペンスの双方で破綻のない良作。 4
ボタンのかけ違えが少しずつ積み重なっていって、結局自分の大切なものを自分で壊してしまったような物語だと思う。
最後がとても衝撃的。すこし切ない。犯人の歪んだ思考は理解できないけど、おもしろい。あそこまで歪んでしまったのはかわいそうでもある。人殺しをしていい理由にはならないけど… ちょっと推理が無理やりな感じはしたけれど、最後まで一気に読んでしまった。西澤保彦さんの作品は、いつも引き込まれる。
同窓会名簿の中で、学生時代に一緒にバンドを組んでいた女の子の住所が消えてしまった。 住所が消えただけで裏切られたように思うという、ちょっとわかりかねる原因が動機に繋がり、そこから生まれた憎悪を女性全般へ向けるなど、考え方が飛躍しすぎてます。殺人鬼となるくらいだから通常の心情では計り知れない考え方をす...続きを読むるのかもしれませんけど。 その辺り、不自然さもありますが、すんなり受け入れさせるストーリー展開が上手いです。惹き込まれ一気に読んでしまいました。 猟奇的でグロテスクな犯罪の描写部分はヘビーなので苦手な人も多いかなとは思います。 ラストは、多少なりの無理は感じますが、衝撃的でした。ラストを読んでから、タイトルに込められた本当の意味がわかります。タイトルのつけ方が秀逸です。
型破りな殺人の動機? 劇画的かと読み始め・・ 途中、うわーっ、グロいかもーと引けたけどー・・ ラストは、なかなかのミステリーになっていた。
ビブリオバトル首都決戦本戦での杉目さんの紹介聴いて、ぜひ読みたいと思っていた一冊です。 人間の精神が論理的正当性を喪ってゆく様が興味深く描かれていました。何ら害をもたらすはずも無い出来事でも、ある種の、幼い頃から疎外感を溜め込んできてしまったような人間にとっては、それが狂気の引き金なる。数々の戦...続きを読む慄行為の描写もさる事ながら、認識が歪んで狂気に至る過程がとても恐ろしかったです。 結末は見事にドラマ性の高い展開で、やりきれない哀しみが大きいのに不思議と読後の充実感がもたらされました。読むという安全圏の中では出来るだけ鮮やかに騙されたい、そんな読むことへの欲望がみたされているのだと思います。
R-18指定のPOPに興味をそそられジャケ買いした作品。 作者の緻密なトリックにまんまと嵌った。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
彼女はもういない
新刊情報をお知らせします。
西澤保彦
フォロー機能について
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
夢の迷い路
新装版 七回死んだ男
夢魔の牢獄
腕貫探偵
試し読み
人格転移の殺人
死者は黄泉が得る
複製症候群
いつか、ふたりは二匹
「西澤保彦」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲彼女はもういない ページトップヘ