6ステイン

6ステイン

859円 (税込)

4pt

愛する男を待ち続ける女、隠居した天才的スリ、タクシー運転手として働きながら機が満ちるのを待った工作員。心に傷を持ちながら、独り誇りを抱き続けた者たちの消せない染み。あきらめることを知らない6つの魂が、薄明の世界に鮮烈な軌跡を刻む。著者が織り成す切なく熱い人間讃歌、人生を戦うすべての者へ。(講談社文庫)

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6ステイン のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年10月10日

    こちらは国内の推理小説。「亡国のイージス」や「終戦のローレライ」の福井さんによるもの。これまでの小説と同様、大きな組織の理不尽な意向に左右される個人を描いている。個人と言ってもスパイや潜入捜査官のような、一般市民とは言い難い職業だが、映画に出てくる特殊な人々というよりは、同時に母親だったり、友人同士...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年02月03日

    分厚いので、長編大作かと勘違いして購入しましたが、とある機関を軸にした短編オムニバス形式でした。

    普段あまり短編は読まないのですが、この作品はグイグイ引っ張り込まれていきました。
    どの話も「人間ストーリー」という感じで、とある機関に関わるそれぞれの人の人生と心情を綴った物語ですが、どれもちょっと切...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年11月26日

    福井晴敏さんが短編を書いてるとは思いませんでした。
    この短編集は読みやすいです。
    時系列としては、他の市ヶ谷シリーズ(ダイスシリーズ?)とは別になりますが、これも読んどいて後悔はない作品です。
    文庫本を見て、福井晴敏さんの作品がどれも長くてとっつきにくそうだなぁと思ったら、この短編集を読んでみるとい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年12月09日

    読んだつもりで読んでなかった!わああどの話も胸を打たれる…。相変わらずしれっと泣かせに来るのが憎いです。好き!どの話でももれなく泣きそうになったけど、最後の短編でもう駄目だった。木村の正体とその後のあれこれでもう… もう…っ!うわあん!好き!!!

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    Posted by ブクログ 2011年07月18日

    GW、高知に行った返す刀で博多の実家へ。その車中の友がこの本で。
    防衛庁治安情報局に繋がる仕事をしているしていた人たちを取り巻く6つの物語。
    凛として生きた女性の半生を滲まし哀しい「畳算」。
    登場人物それぞれの母や父として持つ全く違う生き様が一つに繋がる「媽媽」と「断ち切る」。
    しかし、何と行っても...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年06月16日

    愛する男を待ち続ける女、隠居した天才的スリ、タクシー運転手として働きながら機が満ちるのを待った工作員。心に傷を持ちながら、独り誇りを抱き続けた者たちの消せない染み。あきらめることを知らない6つの魂が、薄明の世界に鮮烈な軌跡を刻む。著者が織り成す切なく熱い人間讃歌、人生を戦うすべての者へ。

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    Posted by ブクログ 2017年10月07日

    ジョーカーゲームシリーズを読んだ後だったので、諜報活動的な記述があるとちょっと大丈夫かと思ってしまうのは、ファンタジーに染まりすぎてしまっているからかな。
    それはさておき、物語自体はなかなか面白かった。
    最後に出てくる、木村こと如月もいいですね。一応、前日談風で。
    自衛隊というか防衛相も裏で色々活躍...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年09月15日

    自省、忸怩した思い、など内面との会話が多いが、それでいて市ヶ谷、赤坂関連の裏切り、政治、内部事情に関連した殺人が描かれている。自分の好みとして、あまり内省が多くあると飽きる。

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    Posted by ブクログ 2013年01月26日

    初めて読んだ福井晴敏作品

    いまできる最善のこと
    畳算
    サクラ
    妈妈
    断ち切る
    920を待ちながら

    畳算を読み終えたあと、しばらく呆然としてしまいました。一つ一つの作品から感じられる登場人物の存在感は胸が苦しくなるほどです。
    地味な作品でささやかだけど、読む内に心に染み入ってくる作品でした。

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    Posted by ブクログ 2012年10月08日

    この人短編も書けるんですね。。。

    って、そんなのはどうでもよくて。
    今作も「市ヶ谷」が出てきますが、今までとは違って、「女の人」の物語が多い気がします。
    「あるべき国防の姿」みたいなものは今までと変わらず見せられている気がしますが、それ以上に今回は「人として」の部分が大きかったと思います。

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