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命をかけて守るべき人が君にはいるだろうか。「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿(かくま)い、底なしの川に引き込まれてゆく。やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた地下鉄テロ事件の真相が教える、この国の暗部とは。出版界の話題を独占した必涙の処女作。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
元マル暴刑事が主人公。傷ついた少年を介抱したことからとてつもない大きな事に巻き込まれていく。読みながらにスケールの大きな映画を観てるような気がしてきた。オウム事件をベースにしながらも、その背景にある国家間の思惑などが妙に説得力があって面白かった。アクションシーンも中々いい。最後は少し切ないけどその余...続きを読む韻が良かった。
初めましての作家さん。 処女作で、このレベルの高さは何ですか?? ある事件をきっかけに警察をやめて、 グータラ警備員をきめこんでいた主人公の桃山剛。 そこに飛び込んできたのが葵と保。 その出会いによって桃山の世界は一変する。 そこから物凄い勢いで物語はばく進します。 いつでもどこでも緊張が居座ってい...続きを読むて、展開が早い。 権力、陰謀、裏切り、策略、報復、理不尽で無情で 密度の濃い人間ドラマに何度も泣きそうになる。 戦闘シーンですら、ウルウルしてしまう。 最後の余韻の残し方も最高でした。
その題名から内容を推測できない小説こそ面白い。 著者の意図が最後までわからず、シナリオがどう展開されていくのか予想できない。 そんな面白さが秘められていると思う。 この物語の魅力は、「人間くさい」ところ。 特に夢や目標は持たず、なんとなく生きてきた元・刑事の男と、大切な人を守るために全てを敵にまわ...続きを読むして逃亡する少年。 「平凡」と「非日常」という、真逆の世界で生きていた二人が、ひょんなことから出会い、ぶつかって、失敗しながらも、変わっていく。 人の世の「悲しさ」と「美しさ」、そして「優しさ」がじわじわと伝わってきて、読み進めているうちに、胸がきゅっとなります。 もう一つ魅力的なのは、著者の福井さんが綴る言葉の美しさ。 登場人物の言葉一言一言に意味があり、それが物語を紡いでいく。全ての言葉や行動が、物語を色づける。だから、一人一人の人間らしさ、個性が引き立てられてくる。そんなことを、読みながら実感させられました。 また、戦争アクション系の小説を多く書かれていることもあって、戦闘シーンの表現がとてもリアル。特に、クライマックスで主人公の二人が戦闘機を操縦するシーンは本当に迫力満点です。 本屋さんの店頭で「おすすめ1位」と書いてあったので、何気なく手に取った本でしたが、あっという間にその世界観に囚われてしまい、最後は一気に読みきりました。
江戸川乱歩賞の歴史上、話題をさらった受賞作は数あれど“受賞しなかったこと”が大きな話題となった作品はこの一作だけでしょう。 「亡国のイージス」「終戦のローレライ」の著者、福井晴敏の実質的なデビュー作にして、必要なものは全部詰まってる傑作。 気づけば同氏の著書の中で最も読み返している本になっています。
「あなたの目の前に川が流れています。深さはどれくらいあるでしょう? 1、足首まで。2、膝まで。3、腰まで。4、肩まで」 これはあなたの情熱度を計るテストで、足首までと答えた人は、あまり情熱のない人。 膝までは、あるにはあるけどいつも理性の方が先に立つ人。 腰までは、なんにでも精力的で一生懸命やる人。...続きを読む 肩までと答えた人は、情熱過多、暴走注意、とな。 そしてこの物語の主人公は何の躊躇もなく「肩まで」と答える2人。 『Twelve.Y.O』に先立つ福井晴敏、既に熱い熱い。 一貫して語るべきテーマに対し、ただ声高にそれを語るだけでなく、男と男、男と女それぞれを描いて深く、そして何よりも《アポトーシス》が走り出した中での市ヶ谷の攻防は圧倒的迫力。 私ゃ、足首までと答える淡白な人間だけど、それでもこういう世界に共鳴するだけの思いは、ある、つもり。
かなり話が大きくなっていって驚いた。 政治やミリタリー系が得意だったらもっと面白かったのかな。 桃山と保、葵の一瞬のささやかな暮らしは本当に貴いものでそれぞれの胸に残り続けていてほしいなあ、なんてことを思った。
●福井さんの著作には、自身を犠牲にしても大切なものを守ろうという不屈の魂がある。「川の深さは。誰にもある。終着点を目指して流れ続ける川の深さは。どんなに汚されても、流れ続ける川には未来がある。」不遇の時でも、明日は開けると、言わんばかりに‼️
もっと堅い文章かと思ったら、割と読みやすかった。 アパッチと高速トラックが併走するシーンが笑えた。 朝高サンド食べたい。
登場人物がみんな魅力的で、スリリングなストーリー展開がまるで映画を見ているように、テンポ良く進んでいく。臨場感あふれる小説。
「Twelve Y.O」、「亡国のイージス」そして福井敏晴氏のデビュー作である「川の深さは」に通奏低音のように流れる「この国の安全とは」という問いかけは、読み物としての面白さと裏腹に結構深く突き刺さる・・・。 特にデビュー作では、この問いかけの側面が他の2作より色濃く滲み、結構ヘビィでさえある。 ...続きを読む 読後感にある種の満足感が残る作品である。
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川の深さは
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福井晴敏
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