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Posted by ブクログ
超常現象もの・・・と読むのがスムーズなのかな。
もしくは主人公の空想世界での出来事か。
の割に何かすごくリアリティがあったんですよね。
起こっている結果は説明つかないんだけど、結果に辿り着くまでの過程、結果から生まれる道程、
それぞれが緻密に繊細に描かれていて、何ら不思議じゃないような気がしてしまう。
女を嫌悪しつつも睦子を求めてしまう田浦の心境も、
仕事も家族もどうでもいい、どうでも良くないんだけどどうでもいい、みたいな厭世観も。
自分のすぐ隣にあるもののような気がしましたね。
睦子が時たま表す理不尽さも、理解する必要すらないような。
こんな状況で安定している方がよっぽど気持ち悪いですからね。
『こういうもの』としてそのまま受け止めるべきもののような。素材をそのまま食べているような感覚。
田浦にとって睦子は、世間に対する不安を関係ないものと割り切らせてくれる一方、
男冥利に尽きる新しい心配を寄越してくれる存在、
そんな感じだったんでしょうな。
ラストも綺麗でした。度々詩が引用されるように、1編の詩を読み終わった気分。
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