風立ちぬ・美しい村・麦藁帽子
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風立ちぬ・美しい村・麦藁帽子

小説・文芸
506円 (税込)
253円 (税込) 10月8日まで

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高原のサナトリウムで私は療養中の恋人・節子と時を過ごす。私たちは魂の触れあいを重ねるが、次第に時間は限られたものとなってゆく。恋人たちの生の瞬間を描きとめた「風立ちぬ」など珠玉の6編を収める。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    風立ちぬ・美しい村・麦藁帽子
  • タイトルID
    :
    212052
  • 電子版発売日
    :
    2013年06月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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風立ちぬ・美しい村・麦藁帽子 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「美しい村」
    前半は田舎の情景描写が主だが後半は専ら絵を描く少女との交流を通したものが主になる。全体的に散在してる印象。実際に起きたことをぽつぽつと書いているような。
    「麦藁帽子」
    夏を背景に少女に対する想いの移り変わりを描いた作品。彼女への想いにまた気づかされるシーンは印象的。二人はもう交わることはないのだろうか。昔を回顧するものが多い?
    「旅の絵」
    堀辰雄の神戸旅行の様子を描いている。形容しがたい鬱々とした心の沈みを感じる。その分ハイネの詩が深く感ぜられる。
    「風立ちぬ」
    常に漂う死の気配と、しかしその中で感じられる生の喜び。死を感じながらも、2人が共有する愛、幸福があまりにも儚くて愛しくて号泣してしまった。心理描写と共に描かれる情景描写も秀逸。素晴らしい生の物語だ。

    0
    2016年11月13日

    Posted by ブクログ

    ジブリ映画『風立ちぬ』公開記念読書第二弾。表題作の「風立ちぬ」を始め、「美しい村」など五編が収録されている。

    「美しい村」(1933)

    初夏の軽井沢に滞在した主人公の体験が綴られる。四部構成で、それぞれ順番に発表されている。作者の実体験を元にして順次書かれているので、作者の予想しなかった方向に話が進んでいった。前半では、まだ人気の少ない軽井沢の自然が丁寧に描写されている。日本の高原地帯の自然描写の美しさでは右に出る者がいない堀辰雄の才能が存分に発揮されているが、全体的に憂鬱な空気に包まれている。後半では、絵描きの少女と偶然知り合いになり、俄かに雰囲気が明るくなり始める。この少女こそ、後の「風立ちぬ」の節子のモデルになった人物。つまり、この作品は「風立ちぬ」の前日譚と言える。かの作品誕生の裏に、このような流れがあったとは何とも不思議だ。

    「麦藁帽子」(1932)

    作者の若かりし頃の初恋の思い出がモデルになったと思われる話。十五歳の夏休み、海辺に逗留している友人家に遊びに行った主人公が、幼馴染の少女を意識し始める。物語の最後の関東大震災で被災したシーンが印象的であるが、本書収録の他の作品では震災について触れられていないところからすると、映画の『風立ちぬ』でフィーチャーされる関東大震災のシーンは本作がモデルの可能性がある。この話、中学の頃に文章題の問題で読んだことがあることを、読んでいる途中に唐突に思い出した。

    「旅の絵」(1933)

    神戸を訪れ、古ぼけた外国風のホテルに滞在した主人公の短い旅行記。港町である故に、昭和の時代から多くの外国人が居住していた神戸は、異国を旅しているかのような錯覚を主人公に起こさせる。この不思議な雰囲気を主人公と共に味わいたい。どうでもいい感想だが、同じ港町である神戸と横浜は地名も結構被っていると思った。山手、元町、外国人墓地などなど。

    「鳥料理」(1934)

    主人公が自分の見ていた夢を思い出し、詩のように写生する。上述した「旅の絵」の内容も少し関わってくる。本書の作品の中でも一風変わった、エドガー・アラン・ポーのような幻想的な描写が特徴的。少女を葡萄酒にするって、どんな深層心理が作用してるんだろう。

    「風立ちぬ」(1936)
    (レビュー途中)

    0
    2013年09月29日

    Posted by ブクログ

    ある事柄による、皆に共通する予感について、誰も、何も言わないけれど、ある感情の発露を抑えることで、できるだけ穏やかに、なだらかに、その時を迎えるための思いや気遣い、淡々と移ろう季節を描いた物語だった。
    “私”の主観は、いつしか僕のそれに重なった。
    風景も空気も、雨も風も、匂いも味も。
    言葉にできない感情に、相応しい名前を見つけようという、途方もない試みに没頭する日々。

    0
    2024年07月06日

    Posted by ブクログ

    堀辰雄の代表作"風立ちぬ"は、スタジオジブリの映画"風立ちぬ"の原案の一部になっています。堀辰雄の作品といえば、軽井沢など信州の高原にあるサナトリウムが舞台というイメージを持っているのですが、まさにそれです。本作で描かれる自然はどこまでも瑞々しくとても明るく美しいのですが、登場する人物には死の影が、まるで対比されるように描かれています。生きることの意味、そして死ぬことの意味、幸福の形など、読む人によって受け取るものは違うかもしれないですが何かしら残ると思います。本作は作者の体験を基に描かれているます。

    0
    2013年08月14日

    Posted by ブクログ

    ジブリアニメーションの「風立ちぬ」が好きで読んでみたが、文章が戦前の日本語ということもあってか難しかった。

    0
    2026年01月04日

    Posted by ブクログ

    堀辰雄の名作。登場人物の心情が風景描写のところどころに表れており、暗いストーリーのはずが、透き通った物語であるなと感じた。しかし、もっと深く読めるような箇所が多くあったかもしれない。自らの読書力が足りないことを感じさせられる作品でもあった。純文学を読み砕ける人かっこいいなぁと思いながら手にとった本書ではあるが、まだまだ実力不足…実力をつけてまた再読したい。

    0
    2025年03月17日

    Posted by ブクログ

    「美しい村」から始まり「風立ちぬ」まで、さわりを読んだだけでは一見そうとは思えないが一繋がりの話。
    全体的に風景や人物描写のあとに語り手の感想等の記述があるとあう丁寧親切設計なので、私のように情緒の理解に乏しい人間でも話に迷子にならずに読むことができるのはよかった。
    実体験をもとにした話は珍しくないが、そこに妄想という妄想を加えて究極的にピュアにした理想の最後を描いた、という印象を受けた。これが二人のやり取りだけで、もし広大で美しい自然の描写が無かったら胸焼けを起こして途中で読むのを放棄していただろう。

    0
    2017年10月11日

    Posted by ブクログ

    『麦藁帽子』が美しくてとてもよかった。あれだけなら☆4.5としたいところだけれど、他の作品は純文学に慣れた私でも退屈だった。

    0
    2016年01月29日

    Posted by ブクログ

    繊細で柔らかい小説。叙情的。舞台の景色が水彩画を鑑賞しているように浮かぶ、表現。
    愛する人の死に向かう日々。。なのに、単に暗い悲しい物語になってはいない。

    0
    2013年11月17日

    Posted by ブクログ

    薄いベールに包まれたようなお話。
    いろいろな意味で梶井基次郎と対照的に感じられた。

    愛する人と二人でいるのに幸せかどうかなんて気にしている。
    一人で山に居てもどこかに人気を感じている。
    他人をとおして物事を感じる人なのかなあ、と思った。

    0
    2013年08月26日

風立ちぬ・美しい村・麦藁帽子 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    風立ちぬ・美しい村・麦藁帽子
  • タイトルID
    :
    212052
  • 電子版発売日
    :
    2013年06月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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