マネー・ボール〔完全版〕

マネー・ボール〔完全版〕

小説・文芸
1,540円 (税込)

7pt

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1990年代末、オークランド・アスレチックスは資金不足から戦力が低下し、成績も沈滞していた。新任ゼネラルマネジャーのビリー・ビーンは、かつて将来を嘱望されながら夢破れてグラウンドを去った元選手。彼は統計データを用いた野球界の常識を覆す手法で球団改革を実行。チームを強豪へと変えていく――

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マネー・ボール〔完全版〕 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    野球選手のエッセイが面白かったので、野球系の本を読みたくて手に取る。
    映画は視聴済み。

    セイバーメトリクスを取り入れたオークランドアスレチックスの物語。
    旧泰然とした世界では評価されなかった選手たちにスポットライトを当てて、勝利していく。
    野球の新たな発見について書かれた本でありつつ、革新的な取り組みを行うとどのようなハレーションが起きるのかについて描写された作品。
    ノンフィクションとして面白くありつつ、ビジネス書としても読めると思う。

    また、昨今の野球界は完全にデータ重視、フロント主導になり、若手は攻撃力よりも守備力を重視されるようになった。
    アスレチックスは本拠地を離れ、新天地に移る。
    プロスポーツにとって成功とは何か?考えさせられた。

    0
    2026年06月28日

    Posted by ブクログ

    資金力の乏しいメジャーリーグ球団であるアスレチックスのチーム作りを扱ったノンフィクション。

    結局はアービトラージを狙う手法なので、ここに書かれてしまうとその効力はなくなってしまうだろうが、それまでの伝統的な手法、誰もが当たり前と疑わない勘と経験の世界に新しい科学的な方法を持ち込むことで成功を得ることができるというのは示唆に富む話だった。

    そういう話も面白かったが、データ自体に意味があるものかどうかという視点は目から鱗だった。中でも、守備のデータは信頼性がない、つまり、エラーという人の判断が入るデータは、最初から諦めてしまえばエラーにならずヒットとなるし、役に立たないという話はなるほど、と唸らされた。

    野球好きだけでなく、データ分析に興味がある人は読むべき。

    0
    2025年04月08日

    Posted by ブクログ

    夢中になって数日で読み終えてしまった。
    同作品を以前映画で観たことがあり、映画ではビリー・ビーンの活躍がフィーチャーされている印象があったが、本書ではビーンの話は代表的な話だが全体から見れば一部、という印象を受けた。
    ビリー・ビーンの考え方の大半は、今となっては常識的なものだが、当時それを実践するのかがいかに困難だったかが本作品によってよくわかる。
    色々な読み方があると思うが、世の中で当たり前だと思われていることについて、それがいかに当たり前でないかに気づくことができる一冊だと思う。

    0
    2024年04月14日

    Posted by ブクログ

    面白かった

    データに着目し、安い契約金で、資本力のあるチームに勝っていく

    そんなゼネラルマネージャーに見出され
    人生が変わる選手たちの物語も面白い

    何よりそんなビリー・ビーンも
    それが独創ではないというのが示唆的だ

    痛快だし、読む人によって何らかのメッセージを受け取る本だと思う

    0
    2023年08月22日

    Posted by ブクログ

    野球に興味がない私でも、心から楽しめました。
    というのも、題材は野球ですがビジネスのほぼ全てに通ずる経営の話だからです。
    老害や、作中で『社交クラブ』と表現している存在には、私も日頃から本当にうんざりしているのです。
    どんな世界のどんな国にもクソな輩が居て、そいつらを良しとしない著者の思いに、私も貢献したい。

    0
    2022年03月15日

    Posted by ブクログ

    面白い。野球を従来ない方法で分解しそのデータを活用しやすい選手でカネをかけずに勝っていく。
    カネがなくても知恵とアイデアで勝つことができることを知らしめてくれて、弱者の戦い方、カネのない者の戦い方として、この考え方は野球やスポーツだけでなくマーケティングなどビジネスでも大いに活用できる。

    0
    2022年01月08日

    Posted by ブクログ

    野球と統計と経営のどれか一つでも興味があれば、楽しく読める。三つともならば、ハマること間違いなし。いやあ、いい本を読めたなあ。
    この本を褒める文章はいろんなところで目にしていたので、いつかは読まないとと思っていた。発行からはだいぶ遅れたけど、今でも十分新しい気がする。(野球におけるデータ重視の度合いは、この本のおかげもあってか、相当進歩してると思う。)

    0
    2021年11月21日

    Posted by ブクログ

    野球の見方だけでなく、慣習やしきたり、固定観念に対する意識が変わる一冊でした。

    主人公のビリーは、それまでの野球界の常識とは異なる客観的な数字による尺度を用いて選手を評価し、乏しい資金の中で常勝チームを作り上げます。
    球界だけではありません。
    我々の身の回りにも慣習や、「伝統」という名の固定観念が溢れています。
    最適解を求めようとしているのに、その判断基準はとても曖昧で、「慣習」からはみ出さないことを大切にして、いつの間にか最適から大きく外れたところに着地している。

    慣習や伝統を見つめ直し、新たな常識を受け入れるのはとても難しいことです。
    でも、変化の激しい昨今、その勇気が必要なのだとはたと気付かされました。
    この本は、野球の本ではなく、ビジネス書として捉えても有益な一冊ではないかと思います。 

    0
    2020年08月23日

    Posted by ブクログ

    ・不遇な選手を偏見から解き放って、真の実力を示す機会を与えた
    ・人間社会における理性の可能性-と限界-を如実に表す縮図
    ・神々は、破滅させたい人間をまず「前途有望」と名づける。
    ・力まかせの剛速球ではなく、打者をあざむくテクニックにある。
    ・スカウトはつい、必要以上に自己経験と照らし合わせて考えようとする。
    ・自分の体験こそ典型的な体験だと思いがちだが、実際はそうでもない。
    ・心の奥深くにあるカジノで、賭け金を減らし始めた。
    ・いままで起こっていないことは、今後も起こらない。うまく対応できなかった事柄があるなら、そもそも対応能力がなかったのだ
    ・結果につながらない才能なんて、才能とは呼べない。
    ・うやむやになっている問題点に光を当てて、新しい明かりをともす。
    ・主役は解釈なのだ。地球上の出来事をほんの少しでも把握可能にするような解釈。
    ・従来の固定観念を打ち壊せば、いままでよりはるかに効率よく物事を進められる、と。
    ・異端とはチャンスを意味する。
    ・結果じゃなくて、過程を見ているんです
    ・世間では、過程より結果によって判断を下す人が多いみたいですけどね
    ・そういう意味じゃありません。うちの選手がどう対処しようとしているかを見ているわけです。
    ・教え込むことも可能だが、おしめをはかせてやらないといけない

    変わる勇気がなければ状況は改善しない、ビリービーンの考え方は、大いに参考になることが多かった。私にとって珠玉の言葉がたくさんありました。映画、見たくなる一冊でした。面白かったです。

    0
    2019年08月31日

    Posted by ブクログ

    セイバーメトリクスの古典としてリスペクトされる本書ですが、「マネー・ボール」なのであって「データ・ボール」ではありません。債券トレーダー出身のマイケル・ルイスはおそらく、割高な選手を売却して割安な選手を購入し、最安値のポートフォリオで最高の成果を出そうとするビリー・ビーンの姿にこそ興味を持ったのではないか、と思われます。

    その割高・割安を弾き出す手段がデータ分析。債券の世界には価格を理論的に算出するモデルがあるが野球人には勘と目利きしかない。そこでビリー・ビーンのアスレチックスはオタク通信に過ぎなかったビル・ジェイムスの知見を掘り起こし、大卒アナリストに託した。そこからセイバーメトリクスというビジネスが立ち上がり、現在に繋がっていく。

    今や、出塁率は打率より得点との相関が高いとか、単純なインサイトだけで勝つことはできない。

    0
    2019年06月24日

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