李陵・山月記

李陵・山月記

440円 (税込)

2pt

人はいかなる時に、人を捨てて畜生に成り下がるのか。中国の古典に想を得て、人間の心の深奥を描き出した「山月記」。母国に忠誠を誓う李陵、孤独な文人・司馬遷、不屈の行動人・蘇武、三者三様の苦難と運命を描く「李陵」など、三十三歳の若さでなくなるまで、わずか二編の中編と十数編の短編しか残さなかった著者の、短かった生を凝縮させたような緊張感がみなぎる名作四編を収める。

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李陵・山月記 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「山月記」を高校生の頃に初めて読んだとき、格調高い文体や比喩の妙に心を奪われた。しかし再読した今、最も胸を打ったのは李徴の内面である。彼が味わった孤絶、人としての道を踏み外した悔恨、理想と現実の乖離から生じる自己否定、そのすべてが痛切に迫ってきた。特に「己の毛皮の濡れたのは、夜露のためばかりではない

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    新潮文庫2024プレミアムカバー。レモンイエローに金の箔押し。30年前以上前の版より字が大きくて読みやすい。
    漢文調の文章が格調高くて心地よい。
    学生時代に読んだ時とはまた違う感じがする。

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    改めて秀作と思います。
    学問、芸術、スポーツ、芸能、政治、ビジネス。人が何かを志すときに時として精神の強さが肉体の強度を超越してしまうほどのことが起こりうる、そういった人間の精神性がが語られているのではないかと感じました。

    0
    2025年08月23日

    Posted by ブクログ

    やっぱりすごいすね
    山月記が、「臆病な自尊心」を持った自分に刺さりまくるのはわかってたことなんだけど、
    それ以外の作品も、難解な言葉遣いでありながら生々しさを失わず、内面の葛藤や懊悩がグッと心を揺さぶってくる読み直してよかった

    0
    2024年10月13日

    Posted by ブクログ

    臆病な自尊心と尊大な羞恥心、という記述があるけれど、膨らんだ自我が虎となって自身を蝕んでしまう李徴。やっぱり哀しい。

    0
    2024年10月02日

    Posted by ブクログ

    人の生き方や自己の選択が強調されている。良いこと、悪いことの教えも与えてくれる。この本を通じて、自分の成長や生き方について深く考えさせられました。

    0
    2024年09月29日

    Posted by ブクログ

    昔教科書で読んだ山月記を久しぶりに読みたいなと思ってた時にタイミングよくプレミアムカバーで購入。山月記はもちろんのこと李陵が素晴らしく良かった。三人の人物の生き様が描かれるが三人それぞれに「自分が思い描いていた人生からは意図せず外れた状況」の中での葛藤や生き方の違いが描かれる。三者三様に身につまされ

    0
    2024年07月27日

    Posted by ブクログ

    山月記

    「臆病な自尊心」「尊大な羞恥心」

    「しかし、袁傪は感嘆しながらも漠然と次のように感じていた。なるほど、作者の素質が第一流に属するものであることは疑いない。しかし、このままでは、第一流の作品となるのには、何処か(非常に微妙な点に於いて)欠けるところがあるのではないか、と。」

    「己の珠に非

    0
    2024年06月08日

    Posted by ブクログ

    物語としてめちゃくちゃ面白いだけでなく、非常に勉強になる。中国古典を掘り返して、このように小説として昇華するとは、とんでもない人だな。特に、李陵が泣ける!

    0
    2024年05月19日

    Posted by ブクログ

    教科書に載る理由がしっかりとある。
    難しいけれど、とても読み入ってしまいました。
    「おれの毛皮のぬれたのは、夜露のためばかりでない。」の言葉が1番刺さりました。
    虎になってしまい、詩人としても人としても
    もう分かってくれる人がいない。孤独さが痛い程伝わりますよね。
    人は誰しも心の中に獣を飼っている。

    0
    2024年03月25日

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