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乱世に勇名を馳せた戦国武将たち。彼らが一角の人物であったことは史実が物語るとおりである。だが、女性から見て魅力的かどうかはまた別だ。たとえば、尾張の小領主から天下人へと昇りつめた織田信長と、その寵臣でありながら「本能寺の変」で謀叛を企てた明智光秀だが、信長はダメ男で、光秀はいい男と著者は評する。「天下布武」「鉄砲の実戦導入」など、明確な将来図と斬新な戦略で覇望達成の目前まで迫った信長だが、頂点に立つ者としての人徳はというとどうだろうか。一方、光秀は「逆臣」の汚名を背負ってきたものの、今日でも菩提が連綿と弔われるなど、「善政の智将」であったことが裏づけられる。本書は、信長・秀吉・家康をはじめ、人気の武田信玄や伊達政宗など、代表的な戦国武将20人を厳選。ベテラン女流歴史作家が、各々の事跡・逸話をふまえ、「いい男」「ダメ男」の理由をズバリ指摘するユニークな歴史読み物である。
...続きを読むPosted by ブクログ 2014年09月24日
二十人の戦国武将を著者の一方的主観で○×に分ける。明智光秀○、石田三成○、竹中半兵衛○、織田信長×、武田信玄×、徳川家康×、豊臣秀吉△・・・・。著者は女性。何となく好き嫌いの傾向が分かる。典型的女性視点での分け方か。掉尾を飾るのが「結城秀康」。数奇で不思議な運命を辿ったまことにマニアックな武将である...続きを読む
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