不忠臣蔵

不忠臣蔵

660円 (税込)

3pt

3.3

元禄15(1702)年12月14日夜。赤穂浪士47名が両国の吉良邸に討入りを果たした。この事件はその後300年あまり、日本的な忠義の規範として語り継がれることとなった。しかし、旧赤穂藩士の中にはこの討入りの「義挙」に参加しなかった人々もいた。彼らはなぜ吉良邸に行かなかったのか? 厳密な歴史考証と豊かな想像力で「忠臣蔵」を問い直す歴史小説の傑作。第20回吉川英治文学賞受賞作。

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不忠臣蔵 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年08月17日

    吉良邸討ち入りに参加しなかった赤穂浪士のそれぞれの事情を連作短編にした本。
    400ページを超えるボリュームもさることながら、内容の点でも、ずっしり来る。
    討ち入りに参加することの方が安易。誰か、何かのために生き続ける道を選んだ方がいばらの道。
    討ち入りは太平の世になり、活躍の場を失い、それ以外に生き...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月22日

    『井上ひさし短編中編小説集成第10巻』より
    赤穂浪士から漏れた人々を史実を元に創作した時代小説。

    年寄れば愚にかえる275
    「士は師たるべし」(山鹿素行)(太平の世の中では武士は無用の者。耕しも、造りも、商いもせず禄を食む。そんな世で武士というものが必要とされるべき性質は、正義や倫理の手本として日...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年12月02日

    吉良家への討ち入りに参加しなかった、またはできなかった旧赤穂藩士たちを描いた、忠臣蔵に纏わるアナザーストーリー。
    血の通った文体とストーリーは、まるで講談を聞いている様だ。

    0

    Posted by ブクログ 2014年07月13日

    赤穂浪士ってそんなに立派なことだったのか?を改めて考えるような連作短編集でした。
    浪士の人達は満足したんだろうけど、不参加の人達がそんなにおとしめられる必要は無いんじゃないかなと考えちゃいますね。
    全体的に悲劇が多いのが残念。もう少しハッピーエンドがあっても良かったかな。

    0

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