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Posted by ブクログ 2023年07月11日
近年現代の流行作家の面白さ巧みさに興味があった中で
ふと文豪と呼ばれる川端作品を手に取り
その作品の魅力を一気に読み終えた
力量の高さはどこにあるのか
言葉の選び方 表現の深さを今更私ごときが言うべきではないが
やはり素晴らしい
作品名「千羽鶴」は女性の持っていた風呂敷に描かれた模様
ただそれだけな...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年03月01日
今まで読んだ川端の中で、最も位置づけにくく、ミステリアスな存在感を持つ作品だと感じた。
まず、作品の成立過程は、「山の音」と並行して書かれていること。この小説自体、どこが本当の終わりかハッキリしない。断続的に発表され、普通は最初に発表された5章を「千羽鶴」と呼び、次の3章を「波千鳥」(続千羽鶴)と呼...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月22日
千羽鶴と波千鳥のふたつの小説が収録されていると思って読み始めた。
千羽鶴を読み終えた時、千羽鶴とはなんだったのかを考えた。
第一印象ということなのだろうか。でも、千羽鶴は話の中心ではない。
波千鳥を読み始めて、何故千羽鶴なのかが腑に落ちたけれども、誰がヒロインなのかは読んだ人によって変わる作品だと思...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年04月14日
耽美的作品。真似できない表現が随所にみられ、幼児が橋から落ちて運よく無事だったシーンは、思わず文字を拾いなおした。本著に収められた「千羽鶴」と「波千鳥」は最初別作品かと思ったが違っていて、一つの物語としてつながっていく。変わったタイトルの付け方だが、解説をみて、書き連ねたものとわかった。最後も満腹感...続きを読む
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