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愛憎入り交じる、生き残りを懸けた物語。
「斗和くん、何読んでるの? 試験前なのに余裕だね」
人生最後の平穏の日。
人類が生態ピラミッドの頂点から転がり落ち、人間が捕食される側にまわった日の学園生活は、青葉萌由里のそんな言葉からはじまった――。
放課後、萌由里とその親友である赤峰寧々音から同時に別々の場所へ呼び出しを受けた。それが自分への告白であると気付いた斗和は、返事をするために移動を始める。
そのときだ。ピィンと弦を弾くような耳鳴りが聞こえ、世界が一瞬、暗転したように感じた。自身がどこか、高い所へ上っていくような錯覚を覚える。夢から覚めるときの感覚に似ているような気がした。
それは単なる錯覚だったのかもしれない。耳鳴りが消え去った後も、教室や自分自身にもなんら変化はなかった。
いや、何かが違う。どこかおかしいと思った。漠然とした不安が渦巻いているような気がする――そう、この予感は正しかったのだ。
第5回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞『キミとは致命的なズレがある』で異彩を放った赤月カケヤ、待望の新作!
イラストを担当するのは、表情豊かなキャラクター描写が好評のしらび。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2018年10月26日
装甲悪鬼なんたらの筋をあなた自身が公開するぶんには許すのですかね
同じガガガ文庫でいえば『ケモノガリ』と同じく
少年マンガと青年マンガの中間にある諸群で良く見られる
暴力への滾りある日常からの解放を創作に楽しむ冒険小説
一作目同様作者の趣味がおさえようとしているのにあふれているが
そこがこの分野では...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月18日
学校から出られなくなった。
突然現れた怪物たちが残った生徒たちを襲い出す。
というわけでどんどん死んでいく生徒たちとか
怪物つえーとか
空気を読めない女子とか
会話テンポのずれてる女子とか
声がでかいだけの男子とか
読んでてイライラする要素いっぱいですね。
特にあの女最悪だよな。
いろいろな作戦を...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月10日
『キミとは致命的なズレがある 』の赤月カケヤ最新作 。
これは、ライトノベルの皮を被ったパニックホラーだ…!
って思って読んでたら、作者もそのつもりで書いてたんですね。
内容がヘビーで、1章読んだ時点で
「あ、これは時間あるときに一気に読まないと無理」
と、判断して寝たら夢に出てきたレベル。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月06日
あの赤月カケヤが新シリーズを引っさげて帰ってきた! と興奮しながら項をめくった。新作は学園パニックホラー+異能力もので、あとがき等での語り口が変わっている。それでもこれを書いたのが赤月カケヤであると感じるのは文中に頻出する「致命的な」という言葉。某ツインテールラノベと似た効果を狙っているのか? 性質...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月10日
平穏な学園生活の中で突如現れた壁により学校は隔離され、校内は化け物が徘徊する場所と化す。
主人公は抗うが…
学園を舞台とするパニックアクション
2巻に続く終わり方なのであんまり否定的なことを書きたくはないんだけど、パニックになってる割に会話とかに緊張感がない部分が多いんだよね。
バトル中の長セリフ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月08日
デビュー作より強烈な個性を放った筆者が満を期して世に出すシリーズ作!サイコホラーかと思ってたら、異形の化け物に追われるスクールパニックものだった。校内敷地図がついているが、どことなく位置関係が分かりにくいのが残念。おそらくガガガだからこそ出せた異色作。化け物に人が生きたままバリバリ食い殺されるし、助...続きを読む
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