したたかな植物たち

多田多恵子

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この本は、身近な植物たちのあっと驚く私生活を紹介する、サイエンス暴露本？である。すべからく植物は、道端の小さな雑草たちでさえ、それぞれの環境の試練を克服し、厳しい競争を勝ち残り、より多くの子孫を成功させるために、数々の巧妙なテクニックを進化させてきた。光センサーに自動開閉システム、振動感知型発射装置、毒の化学兵器、アリの傭兵、……。花は甘い誘惑や騙しを駆使して実を結び、種子は風や動物を操り時空を超えて旅に出る。まあ、まずは楽しく読んでいただきたい。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 学術・語学 / 理工
• 出版社: SCC
• シリーズ: ＳＣＣガーデナーズ・コレクションシリーズ
• ページ数: 238ページ
• 電子版発売日: 2013年06月07日
• コンテンツ形式: .book
• サイズ(目安): 71MB

[ブクログ · ★★★★★]

植物好きなら絶対読んだほうがいいと思います。植物は私たちに気づかれないように考えてます。そう思わせてくれます。

[ブクログ · ★★★★★]

植物って面白い！手に取ったヒトはきっとそう思う。多い写真、巧みなタイトル、興味を引く内容。こういう本がたくさんあったら植物好きが周囲に増えたと思うのに

[ブクログ · ★★★★☆]

カタバミやツユクサ、フキノトウなどの身近な植物が、いかに巧妙に次世代に子孫を残すための仕組みを持っているかとわかりやすく教えてくれる。昆虫を利用したり、性転換をしたり本当にいろいろな策を講じているんだなあ！と感心しきりでした。

[ブクログ · ★★★☆☆]

文章はそれなりに時代を感じる。巻末の用語解説がありがたい。写真が大きいから文庫よりずっと楽しい。これ結構大事。