日本の10大新宗教

日本の10大新宗教

ビジネス・実用
752円 (税込)

3pt

多くの日本人は新宗教をずっと脅威と好奇の眼差しで見てきた。しかし、そもそも新宗教とはいかなる存在なのか。「宗教」の概念が初めてできた明治以後それがいつどう成立したか案外、知られていない。超巨大組織・創価学会に次ぐ教団はどこか、新宗教は高校野球をどう利用してきたか、などの疑問に答えつつ、代表的教団の教祖誕生から死と組織分裂、社会問題化した事件と弾圧までの物語をひもときながら、日本人の精神と宗教観を浮かび上がらせた画期的な書。

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日本の10大新宗教 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    名前は聞いたことがある(ものもある)けれど、実際のところ、詳しいことは何も知らずという世界に一筋の光が差し込んだように、少しだけその実情を知ることができた。取り上げられているのは天理教、大本、生長の家、天照皇大神宮教と璽宇、立正佼成会と霊友会、創価学会、世界救世教、PL教団、真如苑、GLAなど。これだけでも相当なのに、いわゆる新宗教はこの他にも数百はあるというから驚く。人間はともかくいろいろと信じてしまうものらしい。ユヴァル・ノア・ハラリさんの言うとおりですね。

    0
    2026年07月16日

    Posted by ブクログ

    いわゆる「カルト」とは考えられていない(と著者が考えている)10の新宗教について取り上げて、その成立を簡単に解説しています。

    このような新宗教に関わっている人と知り合い、それについてちゃんと知りたいと思って手に取りました。ネットには悪い噂しか書かれず、アレルギー的に「宗教はすべてダメ」という話ばかり目に入ってきて不安が募るばかりでしたが、こちらの書籍は比較的中立的に事実を述べていて、冷静に考えることができるようになったと思います。

    新宗教に何らかの興味(ネガティブであろうと好奇心であろうと)を持っている人がある程度ざっくりと知識を得るうえでは役に立つ本だと思います。

    以下に取り上げられている新宗教と自分なりの分類・キーワードをまとめておきます。

    【神道系(神仏習合)】
    ・天理教:中山みき、お産の神様、吉田神道の影響、奈良県、おぢばかえり、精神病的、教えに矛盾する死に対する宗教的解釈、貧に落ちきれ
    ・大本:出口なお・出口王仁三郎、金光教から独立、『邪宗門』『大地の母』、終末論的予言、海外展開、警察の取締
    ・生長の家:谷口雅春、大本から独立、海外展開、雑誌メイン
    ・天照皇大神宮教(と璽宇):北村サヨ、数寄屋橋公園で踊る宗教、社会批判、天皇人間宣言と現人神の補填、岸信介
    ・世界救世教:岡田茂吉、大本から独立、手かざし浄霊、地上天国、自然農法、お光さま
     ※神慈秀明会:小山美秀子、世界救世教から分離した1つ、カルトだったが1997年に体制変更

    【仏教系】
    ・立正佼成会:庭野日敬・長沼妙佼、霊友会(西田無学)から派生、日蓮系・法華系、法座、寛容
    ・創価学会:牧口常三郎、日蓮正宗、折伏、公明党、国立戒壇の建立
    ・PL教団:御木徳一、徳光教の影響、観音信仰・法華信仰の流れ、人生は芸術である(高校野球・花火大会)
    ・真如苑:伊藤真乗(元エンジニア)、真言密教系、護摩を焚く、信者同士のカウンセリング的な接心修行、
    ・GLA:高橋信次、家族が創価学会系の経営者、ファンが多い教祖、霊的現象に関心

    0
    2024年09月23日

    Posted by ブクログ

    筆者は東大の特任研究員で、代表的な新宗教に関してその発生から成長の経緯がよく分かった。個別の宗派への肩入れも感じられない。新宗教はとても身近にあり、時代の移り変わりを反映して姿を変え、分裂もしてゆく。献金の額の多さは信仰の証とされるので、教団は財を蓄え強大な建造物を創る。また、新宗教が勢力を拡大するのは社会が混乱しているときや過渡期にあるときで、貧困・不満からの脱却に応える教団が伸びる。新宗教は社会の表れであり、人間の性が生み出すものだと感じた。

    0
    2017年02月19日

    Posted by ブクログ

    さらっと読める、新宗教解説本の新書版という位置づけだろうか。後述でのせておくが、200ページの新書にいれるために、1宗教20~30ページにして、導入部分を読者の生活のなじみのある部分からしているために、内容が浅薄になるのは仕方ないと思う。むしろ、このページでうまくまとめていると思う。

    新宗教の概要を全体的につかみたい人には良い本だと思う。10大宗教に漏れてしまったものも多いので、続とかであと10大宗教を追加してくれるといいなと思うのだが。また、あとがきにも書いてあるように、カルトと新宗教の境目が難しいと思った。

    天理教
    大本
    生長の家
    天照皇大神宮教と璽宇
    立正佼成会と霊友会
    創価学会
    世界救世教、神慈秀明会と真光系教団
    PL教団
    真如苑
    GLA

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    2014年01月17日

    Posted by ブクログ

    いわゆる日本の「新興宗教」に関して、その創設や変遷の背景を踏まえながら、その特徴を明らかにするべくまとめられている本。新興宗教とうのはなかなかいろいろな意味で刺激的なもので、そういうものに対して概観がつかめるようになるこの本のような存在は非常にありがたい。

    個人的に面白い信条を持っているなと思えたのはPL(あの野球のPL学園の!)で、「人生は芸術だ!」なんていかにも若者受けしそうな信条を掲げているのが興味をそそる。

    ちなみに最近一番元気があるように見える幸福の科学はここでは収録されておらず。幸福の科学関連本はいろいろあるけれども、こうやって複数の新興宗教を同列に扱った本の中でどのような描かれ方をするのか興味があったので、そこだけ少し残念だったかもしれない。

    0
    2012年08月06日

    Posted by ブクログ

    島田裕巳氏の比較的最近の著作。日本の主だった新宗教を10選び、それぞれを概括的に解説している。さすがに宗教学者だけあってよく勉強しているなという感を覚えた。キリスト教以外の宗教についての知識が殆どない小生にとっては、日本全体の宗教的様相を改めて考察するいい材料となった。なお本書を、小生はマーケティングの見地からも読んでいた感がある。成功している新宗教は、いずれも日本の歴史的ニーズに対応しており、その結果として多くの信者を獲得している。なお、これはべつに宗教は多くの信者を集めるのが良いという意味ではなく、あくまでも精神的消費者としての大衆のニーズをつかむことに成功しているという意味である。その意味において、本書はマーケティングを研究する者が読んでも大いに価値があると考えられる。

    0
    2012年05月11日

    Posted by ブクログ

    新宗教(新興宗教)についてわかったようなわからないような。

    わかったこと
    ・従来の宗教との類似性、違い
    ・各新宗教の教義(系列)の違いと関係
    ・新宗教の発展理由
    わからない
    ・新宗教の目指すもの(創価学会は何となくわかった)
    ・宗教を起こす、教祖となる理由

    0
    2011年11月11日

    Posted by ブクログ

    十大宗教とそれに関連する宗教を記述することで結果的に多くの宗教について解説していたが、例えば白光真宏会は入っていなかった。他の宗教から分かれた、連携したということがあまりない宗教は入れづらかったのかもしれない。あとは有名どころでも、阿含宗、オウム真理教、幸福の科学などはあまり記述なし。

    気になったところのメモ。

    ・新宗教:キリスト教系以外は仏教or/and神道の影響をほぼ受ける
    修験の影響を受けた宗教も多い
    ・真光:野口整体の愉気と活元を宗教的に解釈
    ・世界救世教系:聖地建設、自然農法への関心
    ・天理教から璽宇まで:神道系
    ⇔
    ・高度経済成長期に巨大になった霊友会、創価学会、立正佼成会など:日蓮系、法華経系
    ・PLの原点の徳光教:「お振替」という病気直し(モニター法に似ていると思った)
    ・新宗教:社会が不安定な時期に世直しを掲げて出てくるのが普通。
    しかし・・・真如苑、GLAは世直し要素なし。
    ・カルト:終末論を強調、多額の献金要求
    取締により社会性が生まれ成熟するのが普通→成熟を拒むとカルトのまま

    古い絶版ムック「神人類と信人類たち」巻末の新宗教カタログで新宗教をさらったときは流れがわからなかったので、歴史が辿れてよかった。

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    2024年02月09日

    Posted by ブクログ

    宗教学者である島田裕巳さんが、日本の新宗教についてそれぞれの成り立ちなどを解説した本。この本には、いわゆるカルト宗教とされている団体は載っていない。
    面白かったのは、割とどの宗教も相互に影響を受け合っていたりしたこと。あとGLAの「エジプトの神ワンツースリー」は面白かった。英語やん。

    面白かったんだけど、私は宗教の成り立ちよりはそれを信仰している人達のこころの方に興味があるようで、教科書を読んでいるような気持ちだった。

    0
    2022年11月30日

    Posted by ブクログ

    統一教会の件で少し新興宗教関係の書籍を読んでいるが、その中の一冊。タイトルにあるように「日本の」宗教団体に限っているためキリスト教系などは論究がない。従って統一教会も含まれない。
    10の団体(法人)が解説されているが、どれも平行に書かれているため、信者数など規模の異なる団体も濃淡の差がわからない。
    各章を読む前に Wikipedia などで概要を予め知ってから読み出すとよい。その団体のホームページにも飛んでみるといいと思う。GLAなどはホームページを見ると本書の内容とかなり印象が違って見える。

    0
    2022年09月13日

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