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このシンプルな物語は、きっとあなたに「生きる力」を与えてくれます。
喜多川泰さん待望の最新刊!
ベストセラー『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』で全国に感動の輪をひろげた小説家・喜多川泰さん。
新境地に挑むべく書き下ろされた今回の新作は、小学生&中学生という子どもたちの世界と、その親世代の生き方をテーマにした力作。
ちょっとファンタジックな雰囲気を感じさせる内容に、思わず「ん?」と驚く読者がいるかもしれません。
おいべっさんとは何か?
不思議な母子はどこからやってきたのか?
驚きのエンディング!
「おいべっさんに幽霊が出たみたいだぞ」。
小学生たちの間でそんな噂話が広がっていた新学期の初日、6年3組を担任することになった日高博史のクラスに転校生がやってくる。
石場寅之助……色あせたTシャツに袴のようなチノパン姿。伸びきった長い髪を後ろに束ねた出で立ちと独特の話し方は、クラス中の視線を集めただけでなく、いじめっ子たちとの争いも招いてしまう。
いっぽう、反抗期をむかえた博史の娘、中学校3年生の七海は、友だちと一緒に起こした交通事故から仲間はずれにされてしまった。
そのあと七海がとった行動は?
寅之助はどうやってクラスに馴染んでいくのか?
クラスのいじめっ子黒岩史郎の母親・恵子が流した涙の理由は?
さまざまな人間模様が交差しながら展開していく。
そして雷が鳴る夜、おいべっさんで起こったこととは!
【著者からのメッセージ】
“僕の作品が、すべての人にとって「生きる力」になることは期待していない。でも、この作品が今の自分の人生を前に進めてくれる力になるという人もきっといると思う。その人が、この『おいべっさんと不思議な母子』という作品に出会ってくれることを、心から切に願っている。「そんな人の手元に届け!」という思いを込めて僕はいつも作品を書いている。”(著者あとがきより)
Posted by ブクログ 2015年01月31日
喜多川さんが書いた本を何冊か読んだ上でこう思った。また騙された!!!
騙されたというのはいい風に、だ。
いつもことごとく期待を(良い意味で)裏切られ、予測がつかない展開にドキドキワクワクしっぱなしだ。
他の物語と同じくこの物語の中にも喜多川さんが伝えたいであろう大切な言葉が散りばめられているし、単純...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月05日
喜多川泰
僕がこの人の本に出会ったのは偶然なのか必然なのか。
内容もさることながら、言葉が凄い。
やはりこの方が書いた本は僕に生きる力をくれる。
それはすごく正直なところ。
本は読まなくても生きていけます。
本を読む意味さえ分からなかった僕が今、幸せに生きていけるのは色々気づくことが出来たからだと思...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月08日
いってしまえば道徳の本。って感じでもしないではないが
小説としても十分楽しめた。
寅之助や妙の言葉にはすとんと納得できたし
教育現場の大変さ、子供たちの学校生活の大変さも
すっごく分かりやすくて読みやすく、しかも面白い。
うまいなぁ。
弥生先生が史郎の母親に言った言葉には
思わず号泣してしまった。...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月13日
またもいい意味で、期待を裏切ってくれました!喜多川先生は、言葉化するのに長けています。ストーリーを通じて、もっとも大切なことを再認識させられ、教えられます。今回は、教育現場にスポットを当てたワクワクドキドキの展開でした。登場人物の誰になったつもりで読むかで、感想が違ってくる小説でした。つまり、何度読...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月03日
喜多川文学の新境地です。これは凄い!!ストーリーにどっぷりハマり、まんまと喜多川さんに騙され、そして大切な教えを沢山戴きました。喜多川版、映画「ちょんまげぷりん」とも言えますが、もっとシンプルで深いです。実はこの本、1月9日発売なのですが、読書のすすめ(本屋)さんのお陰で、クリスマスにゲットさせて戴...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月12日
主人公は小学校の教師をしている博史…博史の受け持つクラスは問題の多いクラスでその対応に翻弄されていた…そんな中、寅之助というかなり個性的な転校生を受け入れることになり、さらに問題は複雑化していく…。プライベートでも娘の七海との接し方に悩んでもいたが、寅之助親子と関わるうちに博史の教育に関する気持ちが...続きを読む
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