葬式は、要らない

葬式は、要らない

773円 (税込)

3pt

日本人の葬儀費用は平均231万円。これはイギリスの12万円、韓国の37万円と比較して格段に高い。浪費の国アメリカでさえ44万円だ。実際、欧米の映画等で見る葬式はシンプルで、金をかけているように見えない。対して我が国といえば巨大な祭壇、生花そして高額の戒名だが、いつからかくも豪華になったのか。どんな意味があるのか。古代から現代に至る葬儀様式に鑑みて日本人の死生観の変遷をたどりつつ、いま激しく変わる最新事情から、葬式無用の効用までを考察。葬式に金をかけられない時代の画期的な1冊。

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葬式は、要らない のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    戒名の仕組みについてが何より興味深かった。
    葬式と仏教、神道、キリスト教など宗教との関わり、現在の葬式仏教の成り立ちなどが手軽に分かる。
    たしかに200万300万かける葬式などしたくないし、されたくもないのだが、いざ身近な人間が亡くなった際に実行できるかどうか。。。地方の村社会にいる人やそこで育った

    1
    2014年09月04日

    Posted by ブクログ

    勉強になった。
    単なる葬式無用論ではなかった。
    戒名の意味、葬儀がともすれば豪奢になってしまう理由、葬式仏教とならざるを得ない寺院の現状がよく理解できた。
    自分の葬儀はできるだけ地味にとボンヤリと考えていたのですが、その根拠とすべき物を見出せた気がする。

    0
    2022年07月13日

    Posted by ブクログ

    葬式の是非についての記載に留まらず、日本を中心とした仏教史を古代から現代に至るまで、分かり易くかつ葬儀を民俗学、宗教学といった側面から、日本人の死生感と信教の関わりを紐解いた素晴らしい書籍。自分にとって葬式とはどの様な意味を持つのか?そもそも、本当に葬式が必用なのか?戒名の習慣と戒名料の疑問等、読み

    0
    2016年01月22日

    Posted by ブクログ

    葬式と墓、コロナ禍後大きく変わってしまった。
    11年前の父の葬儀は必要以上に費用をかけてしまった。立派な葬儀をすることが残された家族の努めだと思っていた。
    コロナ禍の2020年の母の葬儀は、限られた身内だけで自宅で行なった。
    今度は自分の番となり、葬儀と墓について考えざるを得ない。
    この本は良い道標

    0
    2024年05月05日

    Posted by ブクログ


    葬式の文化や背景を紐解きながら、データを交えていて見やすい構成でした。
    本書を見て、自身が死んだ時も葬式は必要最低限にしようと決意できました。

    0
    2024年03月02日

    Posted by ブクログ

    仏教、儒教、葬式、檀家等の前提知識が必要でちょっと葬式初心者(?)には読みづらい点もあったけど戒名は自分でつけられる、とかそもそも戒名とは何かとかお金がどのくらいかかるのか、とか基本的なことを抑えてくれていて大変勉強になった。読みづらいけど。

    0
    2024年02月17日

    Posted by ブクログ

    法外な戒名料にお布施。

    日本の葬式費用は優に
    諸外国の十倍以上。

    これを異常値と言わず
    に何と言うのでしょう。

    当事者たる日本人にも
    葬式仏教を疑問に思う
    人は少なくありません。

    かく言う私もその一人。

    ・・・
    だった、というべきか。
    本書を読んで目から鱗。

    事実、
    多くの寺院は葬式以外

    0
    2023年11月11日

    Posted by ブクログ

    日本人が葬式にお金をどれくらいかけているのか、すごくわかりやすく説明されていました。また、"伝統"といいつつその歴史も浅いもの、という宗教的なこともせつめいされていてなるほどなと。

    0
    2023年01月12日

    Posted by ブクログ

    フォローさせてもらっている読書家さんのレビューと本書のタイトルに興味を引かれて読んでみた。『葬式は、要らない』と考える要因として、長寿(高齢化)社会と核家族化という"問題"があることがよくわかった。認知症問題とともに、今後しっかり考えて行かなければならない。著者・島田裕巳氏の他の

    0
    2022年06月22日

    Posted by ブクログ

    宗教学者 島田裕巳が日本の葬式について論じた2010年の著作。タイトルはセンセーショナルですが、海外の葬儀に比べて、非常に高額となる日本の葬儀について、宗教史を紐解きながら解説しています。内容はいたって論理的です。これからの葬式の在り方についても触れられています。誰もが必ず通る道だけど、全然知らない

    0
    2020年07月17日

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