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Posted by ブクログ
葬式の是非についての記載に留まらず、日本を中心とした仏教史を古代から現代に至るまで、分かり易くかつ葬儀を民俗学、宗教学といった側面から、日本人の死生感と信教の関わりを紐解いた素晴らしい書籍。自分にとって葬式とはどの様な意味を持つのか?そもそも、本当に葬式が必用なのか?戒名の習慣と戒名料の疑問等、読み進むうちにお寺と権力者の繋がり、近代から今日までの庶民の見栄と欺瞞が見え隠れする。そもそも、私を含め一般の日本人の大半は、宗教に無関心であるのに、他国と比べ逸脱して葬式にお金を掛け贅沢に行うのか?こういった点からも疑問を持つべきだと思う。また、お坊さんの殆どが本来の仏教の戒律を破戒し、結婚や飲酒その他もろもろで出家も形だけでしかない。公務員で兼業の人もいる。なのに、出家の証の戒名を授ける。それもランク付けがあり、お金で高いランクが買える。それは何故か… 本文を読めばよく分かります。習慣に惑わされず、一つづつ検証し物事を選択する事の重要性を教えられた。☆5を軽く超えてる。
Posted by ブクログ
先日、父の葬儀をしたので、本書を読んだ。私は本書でも述べられてる「葬式仏教」に対して本当に納得がいってない。(本来の仏教の考え方は共感しているが)
まず価格の高さに納得がいかない。ややデータは古いものの、本書には日本の葬儀費用の平均が200万を超えているとあった。他の世界は数十万程度で、はっきり言って葬式は贅沢なものである。
またお布施や戒名といったものが、ブラックボックスなこともだ。戒名は本来修行した者に与えられる名前であるはずなのに、仏道に励んでるわけでもない故人に与えられるというのもよくわからない。
そもそもの話であるが、檀家制度に納得がいってない。本来は戸籍管理やキリスト教への信者をなくすための制度であったはずなのに、それが今までも形骸化して残っているし、ほとんど関係ない私までもその寺の信者になってるなど、信教の自由に反している。
家制度や檀家制度が形骸化している現代において、葬式が家から個人のものになる流れは避けられないだろう。それで寺側は困るだろうが、これも盛者必衰。葬式仏教に胡座をかいて、価値観をアップデートせず、経営をおざなりにしてきた寺の怠慢であると私は思う。
父の死を悲しむよりも、菩提寺への住職への失望、不満の方がまさってしまった。
Posted by ブクログ
法外な戒名料にお布施。
日本の葬式費用は優に
諸外国の十倍以上。
これを異常値と言わず
に何と言うのでしょう。
当事者たる日本人にも
葬式仏教を疑問に思う
人は少なくありません。
かく言う私もその一人
・・・
だった、というべきか
本書を読んで目から鱗。
多くの寺院は葬式以外
に収入源がない実情。
現代のこの状況を考え
れば葬式仏教化は必然。
そして住職は毎日本尊
の前で、
檀家の故人たちの冥福
を祈り読経しています。
そう、私たちは檀那寺
に対し御先祖様の供養
を委託しているのです。
私たちにはその自覚が
足りません。
足りないが故に高額の
戒名料やお布施に不満
を感じ批判する。
本当にそれでいいのか。
故人を偲ぶこと二の次。
世間体という見栄欲に
振り回され金額の多寡
にこだわる。
そんな葬式は要らない。
たしかにそう思います。
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