十牛図入門 「新しい自分」への道

十牛図入門 「新しい自分」への道

794円 (税込)

3pt

室町時代に中国から伝わり、日本人が夢中になった不思議な十枚の絵がある。逃げた牛を牧人が探し求め、飼い馴らし、やがて共に姿を消す?という過程を描いた絵は十牛図と呼ばれ、禅の入門図として知られる。ここでは、「牛」は「真の自己」を表す。すなわち十牛図とは、迷える自己が、自分の存在価値や、人生の意味を見出す道程を描いたものなのだ。禅を学ぶ人だけでなく、生きることに苦しむすべての現代人を救う、人生の教科書。

...続きを読む

十牛図入門 「新しい自分」への道 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年07月18日

    人の成長モデルは医者や学者の言う物とは違う、そう感じている人にとって十牛図はしっくりくるだろう。生まれて育ち老いる、の単純なものではない。人の成長は細胞レベルでの生死の連続、それは否定の連続でもある。見かけでは分からないが同じ身体の状態は一瞬たりと無い。若い頃には理解出来なかったろう。NHKの大人の...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年01月16日

    禅宗の「十牛図(じゅうぎゅうず)」だけど「物事を体得して悟りの境地が拓かれる」、(悟りがどんなかは知らないが)誰にでもわかるように一般化した体験ストーリーなんだろうと想像する。

    絵を順を追って解説しているが、本書は「唯識(ゆいしき)」の文脈で読み解くところが二度美味しい(1冊で2つを学べる)。

    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年05月03日

    禅の悟りの道筋を示す十牛図。昔から興味はあったのだが、最近、関心のあるオットー・シャーマーのU理論って、十牛図と似てるんじゃないの?とふと思い、唯識論の研究で有名な横山先生の入門書を読んでみる。

    と、なんだこれって、やっぱりU理論そのものじゃ、ないか!それだけじゃなく、「出現する未来」的な持続可...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年09月19日

    なるほど!ということではないが、言われてみて味わい深い。
    人の心の移ろいがこのような絵になる。
    再び見て、ものを思う。

    0

    Posted by ブクログ 2012年09月29日

    唯識について十牛図を用いて解りやすく説明されております。
    氏の「やさしい唯識」よりやさしいと思います。

    0

    Posted by ブクログ 2010年05月13日

    禅の教えを伝えるものとして、「十牛図(じゅうぎゅうず)」というものがあります。
     とても印象的な連続した絵なので、どこかでお目にかかった方も多いかと思いますが、牧人が牛を探している「尋牛(じんぎゅう)」という場面から始まり、牛の足跡を見つける「見跡(けんせき)」。そしてその足跡を辿っていって、尻尾...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    分からなかった。
    しかし分からなくて当然。凡夫である自分たちに悟りの境地が分かってたまるものじゃない。

    分からないからこそもっと深く読み込む必要があるし、また読み込みたいと思う。
    そしてここで書かれているような世界の捕らえ方ができるようになりたい。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    牧人が牛を探す過程を10枚の絵で描いた十牛図についての本。
    牧人を本当の自分を探す自分、牛を本当の自分として考えて考察をしている。
    自分探しということについて述べた本。
    だが、本当の自分とはこういうものです、と述べているわけではなく、じぶんについて考えるきっかけをあたえてくれる本。
    考えさせられる本...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年06月18日

    分かりやすい文章ではあるが、
    十牛図のことが分かりやすいわけではない。
    著者の個人的なエッセイという感じ。

    0

    Posted by ブクログ 2012年08月10日

    著者はインド哲学(唯識)を専門とする立教大学名誉教授。東大農学部から文学部印度哲学科へ転部して仏教学者になった方です。理系出身だけあって説明が明確、禅の十牛図を明晰に解説しています。

    0

十牛図入門 「新しい自分」への道 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

幻冬舎新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

横山紘一 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す