死にたくないが、生きたくもない。

死にたくないが、生きたくもない。

752円 (税込)

3pt

4.0

人生、終盤にさしかかれば、心身にガタがくるのは自然の定め。しかし、いまや六十になっても、なかなか「老人」とは認めてもらえず、やれ「生涯現役」だ、「アンチエイジング」だと、世間は喧しい。もう一花咲かせる気力や体力はもちろんないが、残り時間は、なるべく不幸せでなく埋めていきたい――そんなささやかな願いはどうしたらかなえられるのか? 自らの老いの真情を吐露しつつ問う、枯れるように死んでいくための哲学。

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死にたくないが、生きたくもない。 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月27日

    著者は老いを曇りない
    目で見つめている。

    老いてますます盛んに、
    社会の一隅を支える力
    になれと言われたとて、

    人は各々の私的関心と
    きびしい生活条件とに
    規定されて生きるほか
    ないのだ。

    あることを語ることは
    同時に何かを語らない
    ことでもある。

    長寿至上主義で鳴らす
    イケイケ思想の多くは...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年11月25日

    老後の世知辛さのようなものを散々味わうことになる本。50代から来るようなのですが、まだまだ先のことなのか、もうすぐなのか、、、

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    自分が今ぶつかっているテーマ「死にたくないが生きたくもない」を59歳が論じていて、特にこの本では自分が今まで思いもしなかった老いに重点が置かれていたおもしろかった。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    『人生、終盤にさしかかれば、心身にガタがくるのは自然の定め。しかし、いまや六十になっても、なかなか「老人」と認めてもらえず、やれ「生涯現役」だ、「アンチエイジング」だと、世間は喧しい。」もう一花咲かせる気力や体力はもちろんないが、残り時間は、なるべく不幸せでなく埋めていきたい----そんなささやかな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    長生きなんかしたくない。枯れるように死んでいくためのいいわけ(哲学)。わかります。老いはやはり哀しいものです。「青期の自由は行動の自由だが、熟年期の自由は態度の自由である。また青年期の不自由は自意識の不自由だが、熟年期の不自由は能力の不自由である」まことに箴言。

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