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かわいい。でも、せつない。新感覚キュートの新鋭、読みきり集! 『大好きな人と幸せに』『恋愛相談はおまかせ』『そもそも恋愛って楽しいの?』 そんな三者三様の女子たちを描いた表題作オムニバスのほか、淡くキュートな短編5編を収録。 【収録作品】恋する女の子はいつも/こいのゆくえは/candy charm/And twinkle/bit by bit/しゅうこちゃんのおかし
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Posted by ブクログ
「少女漫画」ってワードを、そのままマンガにしたって感じの恋愛漫画 画を構成する線が細めで粗いが、それが逆に正統な内容にマッチしていた 今後、『少女漫画』のカテゴリーで、名を知られる雰囲気がビンビンに感じられる 『恋する女の子はいつも Act.1 多田こゆりの場合』 自分の中の本気の『好き』を言葉にし...続きを読むて重ね続け、「諦めたい」って気持ちに負けないで伝え続けられたなら、相手が自分のそれと似たモノを返してくれるかも知れない、そんな勇気を女の子に与えてくれる内容 多分、告白は男から、って古風な考えの持ち主にはちょっと受け入れづらいかも? 『恋する女の子はいつも Act.2 佐々木みなの場合』 恋愛指南書が、実際の恋愛では役に立たない、なんて意地悪を言うつもりは微塵もない むしろ、読んでおくに越した事はない 自分の中に、難題にぶつかった時に生じる選択肢を増やせ、なおかつ、それを絞れるだけの知識があるに越した事はないのだから それを踏まえた上で、あえて言いたいが、結局のトコ、恋愛で最優先すべきは、知識や経験で武装した「○○だから彼が好き」みたいな理屈じゃなくて、女の本能で直観した「好き」だと思っている 『恋する女の子はいつも Act.3 横尾まなみの場合』 これはあくまで、私の主観だが、普段、恋愛に疎くて、周囲の同性の浮かれ方に対して常に「?」が付き纏っている女の子の方が案外、自分の中に芽生えた「すき」に気付くのが遅い分、相性のいい相手に出会える可能性が高いと思う 好き、女+子とは書くものの、男の子の方が意外と、恋愛の醍醐味を障りだけながらも気付いている時はある 好き=自分勝手な振る舞い、とは安直に決め付けられないが、やはり、その相手が本当に好きになったら、相手の都合も関係なしに伝えたい気持ちが生まれるものだ 『こいのゆくえは』 ぶっちゃけ、マジ恋しちゃったら、それまで、どんだけ嫌っていた男でも、その娘にとっては、他の誰にもなれなかった唯一無二の王子様になるもんです そんな考え方、今は古臭いのかな、と思ってたけど、こうやって漫画になると、「やっぱり、そうだよなぁ」と安堵した 恋に恋している皆さん、明日からちょっとだけ、一分だけでもイイから、君たちにちょっかいばかりしてくる異性の友人を、客観的に観察してみてください もしかしたら、今まで見えてなかった相手のイイ所、そして、アナタの中にあった相手への好意に気付けるかも知れませんよ? 『candy charm(キャンディ・チャーム)』 個人的には、この編が一番、好きになれました 初コミックスながらも、四元センセイの持ち味が色濃く出ている、そんな印象を受けた淡い恋物語です 気付いていなくても、大切な人がくれた小さな『何か』が、自分の心を大きく占めているってのは、よくありますよね 落ち込んでいる大事な娘を、笑顔にしてやろうとする周の心の強さに、同じ男ながらキュンと下っ腹に来た また、その娘が恋多き性格ながらも、適当に「好き」を振り撒いていたわけじゃない、と理解してあげていた点も実にイイ 結局のトコ、大事なのは表情や態度に出していて判り易くても、『好き』だけはちゃんと、言葉にして伝えなきゃいけない。でなきゃ、相手が自分を好きでいてくれたとしても、気持ちを通じ合えないんだからさ 『And twinkle』 毎年、一回ずつ律儀にやってくるクリスマスは、どんな立場の人間にも平等に味方だと思う 要するに、クリスマスと対峙する、私らの心構えの問題なんだろう 気の持ちよう、勇気を出すタイミングさえ見誤らなければ、きっと、Xマスの奇跡を自力で掴めるのだ。クリスマスって響きに酔って、努力を怠れば、性別関係なしに痛い目を見るもんです つまりは、相手についてもっと知りたいって気持ちからも、『好き』は生まれる、そう言う事 『bit by bit』 存外、“自分らしさ”ってのは自分じゃ判らない事が多いそうです 実際、私もこの意見には激しくとまでは行きませんが、「なるほど」と納得する部分はあります 私は“自分らしさ”ってのは、人と触れ合って経験を重ねる事によって成長した自我から派生する、心の薄皮一枚を剥いて初めて見えるモノと思っていましたから なので、自分を好いて貰いたいと思って、自分を無理矢理に変えるのは、一概には悪いとは言えないのですが、やっぱり、無理矢理は無理矢理なので、いつかは破綻が生じます 自分をすぐに変えよう、なんて思わなくていいんです 恋愛ってのは、自分らしさで勝負、裸の自分で勝負をして何ぼなんですから もっとも、取り繕うのも大事っちゃ大事ですがね。好きな相手なら、本音を見せても良いでしょうが、本性を曝け出して良いかは別問題です 『しゅうこちゃんのおかし』 甘い話、かと言うと少しズレる しょっぱ甘い? お汁粉に入れる塩が甘みを引き立たせる、この例はやや的外れな気もするが、あえて切ないシリアスな部分を色濃くする事で、ケンジの女々しいコンプレックスに対する自己嫌悪、そこから抜け出したいと不器用かつ無様にもがく彼なりの努力、しゅうこの弱さを含み包んだ前向きさと、明るさの陰に隠した痛みを鮮明にし、それを読み手に感じさせ易くしている、そんな印象を抱けた 「ケンちゃんのために、じゃなくて、ケンちゃんを支えにしてるの」は、この漫画の名言が凄い!(恋愛部門)に推薦したいほどの、破壊力がある まぁ、詰まるトコ、この話のオチっつーか、読み手が感じるべきなのは、「男はどう足掻いたって、惚れてる女には敵わない」って真理なんでしょう 一遍ずつ、自分なりに丁寧に紹介したくなる少女漫画でした、『恋する女の子はいつも』 四元シマコ先生、押さえておくべきルーキーですね
普段あんまり短編集は買わないんですが、表紙買い。「かわいい。でも、せつない。」というキャッチコピーがまさに、という感じでどのお話も主人公が等身大で応援したくなる子が多かったです。
可愛い絵柄に惹かれて表紙買い。 別冊マーガレットの別の作家さんと絵柄が似ている気もするが、好みの絵柄だったのでそこは問題なしで。 短い作品が集まった短編集なので、サラリと読む事ができ、主人公の女の子はみんな可愛く共感が持てる感じ。 ちょうどいいところでラストを迎えるので、どの作品も読後感が爽やか...続きを読む。
絵が可愛いかった。 ポーチ、シャーペンなど細部の小物までが可愛い!センスの良さやこだわりをかんじた。 けどストーリーは甘々すぎかも? なんとなく物足りない感じがした・・・
その先を見せてくれって思う話が多かった。好きだったのは「bit by bit」と「しゅうこちゃんのおかし」。とくに前者。かわいかった(*´ω`*)
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恋する女の子はいつも
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