グレート・ギャツビー

グレート・ギャツビー

小説・文芸
649円 (税込)

3pt

豪奢な邸宅に住み、絢爛たる栄華に生きる謎の男ギャツビーの胸の中には、一途に愛情を捧げ、そして失った恋人デイズィを取りもどそうとする異常な執念が育まれていた……。第一次大戦後のニューヨーク郊外を舞台に、狂おしいまでにひたむきな情熱に駆られた男の悲劇的な生涯を描いて、滅びゆくものの美しさと、青春の光と影がただよう憂愁の世界をはなやかに謳いあげる。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    グレート・ギャツビー
  • タイトルID
    :
    209641
  • 電子版発売日
    :
    2013年05月31日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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グレート・ギャツビー のユーザーレビュー

レオナルド・ディカプリオ主演の映画公開をきっかけに初めて本作を手に取るという人もおられるでしょう。いくつも翻訳が重ねられている本作ですが、個人的には『ライ麦畑でつかまえて』の邦訳でも知られる、この野崎孝訳をおすすめします。語り手の一人称が「ぼく」であること、そして適度にしゃちほこばった文体が、いかにもお金持ちの青春小説らしくて魅力的。
目も眩むような大富豪たちの栄華の裏にある、それぞれの虚栄と慢心。それらが交錯し、最後はギャツビーもろとも、多くの人間が破滅の一途を辿ります。それでも最後、物語の語り手であり、自らも大切な知り合いを数人失ったニック・キャラウェイがこれまでの出来事を振り返り、改めて世界と向き直そうとする姿勢には、普遍的な青春のきらめきが見られることでしょう。ラスト二文が特に秀逸。
「こうしてぼくたちは、絶えず過去へ過去へと運び去られながらも、流れにさからう舟のように、力のかぎり漕ぎ進んでゆく。」

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    今は村上春樹訳が定番となっているようだが、この小説が好きな方にはこちらの野崎孝訳との読み比べをお勧めしたい。原著のold sport を村上版は「オールド・スポート」、野崎版は「親友」と書き、語り手のニックとギャツビーの会話を村上版はタメ口、野崎版は敬語口調で書く。地の文についても、村上版はできるだけ原著の語順を尊重しているのに対し、野崎版は日本語として一般的な語順で書くのを優先している。時代による言葉選びや雰囲気の違いに加え、良い翻訳とは何かを考えるのにも役立つだろう。

    0
    2026年08月24日

    Posted by ブクログ

    ぼくは彼をゆるすことも、好きになることもできなかったが、彼としては自分のやったことをすこしもやましく思っていないこともわかった。何もかもが実に不注意で混乱している。彼らは不注意な人間なのだ──

    0
    2026年02月15日

    Posted by ブクログ

    20年くらい前に、「グレート・ギャツビー」と「老人と海」はどっちがより沁みるか、友人と議論したことがある

    結論は「老人と海(以下RU)」となった

    「グレート・ギャツビー(以下GG)」は、まずフィッツジェラルドっていう名前がカッコ良いし、社交界が舞台で華やかだし、若い女がたくさん出てくるし、主人公は何だか影あるし、過去に引きずられがちな文章は含みを持たせるし、文庫本持ってるだけで様になるから、ハンチング被った学生がベンチで横になって読んだりしてた

    一方のRUは、まず題名がダサいし、舞台は海だから誰もいないし、ヘミングウェイも無骨な佇まいだし、教科書にも載っちゃってるから真面目な印象だし、そんくらいしか言うことないし、文庫本持ってベンチで読んでたらたぶん「家で読みなさい」って言われるし

    でも、どちらも本当に素晴らしいんだ。若い頃、本当に憧れていたのはどんな生活だったか。本当に嫌っていたのはどんな奴らだったか。ギャツビーだって、海に出て1人でお魚さんと格闘したかったはずだぜ

    そんな凄みを全く感じさせないRUの勝ちってことにした。それと、俺たち親が大学行ってないからよく知らないことを良いことに勝手に生きて金のかかるコストジェネレーションだね、って言ったりしてた

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    ロストジェネレーションを代表する作家のひとりであるフィッツジェラルドの代表作。派手な社交界で孤独に悩む大金持ちの苦悩。作家本人の悩み多き人生を映したような小説の気もする。映画が美しい映像で再現されておりこれもいい。

    0
    2025年08月18日

    Posted by ブクログ

    喧騒と狂乱の20年代のアメリカを等身大に描いた作品。
    ギャツビーの一途な愛の夢は幻想に包まれ、空虚な人の心に溶けてしまう。
    20世紀最高の小説と称される理由が分かります。

    0
    2024年05月26日

    Posted by ブクログ

     大学時代、米文学史の授業で習ったのがきっかけ。その後じわじわと再読する度好きになっていく。授業中に観た映画の(ディカプリオ主演ではない)目の看板がとても印象的で、再読の度に映像が蘇る。
     パーティーに来ていた人達は享楽的に集まっていただけとはいえ、誰一人として葬儀に出席しなかったのは恨みでも買っていたのかと勘繰りたくなるほど切ない。ニックと出逢えたことだけがギャツビーにとって救われたのだろうか。
     映像でかなり補完されたところがあるので、そろそろ新訳が出ても良い頃かと思う。

    0
    2023年08月28日

    Posted by ブクログ

    難解だと思い尻込みしていたが、野崎氏の訳文含めて案外読みやすい。テーマはアメリカン・ドリームとその虚しさ、富裕層への嫌悪など。Redditではデイズィを計算高い女と考察している面白い投稿もある。ギャツビーという人物も色々深読みできるが、この辺りの人物はテーマから考えるとストレートに捉えていい気がする。一方、今回はギャツビーにフォーカスした読み方をしてしまったが、語り手であり、フィッツジェラルド本人が投影されているとされるニックをもう少し注視して読むべきだった。いつか再読することがあれば。

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    主人公ニックの視点で描かれるアメリカ東部社会の表と裏。ニックの隣人ギャツビーは豪邸に客を招き毎日のようにパーティーを開いている。突然ニックはパーティに招待されギャツビーと近しい関係性を気づくがこれはギャツビーの目的のため。それはニックの親戚であるデイズィと会うこと。ギャツビーはかつてデイズィと恋をしていたが退役後オックスフォードに行くこととなり連絡しなくなるもの一途に思いを抱いていた。そんな中デイズィが近くに住んでいることを知り再会するためにニックと親しくなりついにデイズィと再会する。そんな中デイズィとギャツビーがドライブ中にある女性を轢き殺してしまう。その女性はデイズィの夫トムの不倫相手であった。轢き殺された女性の夫は犯人を探し回りギャツビーを復讐のため銃殺、そして自殺してしまう。ニックは人間関係に嫌気がさしてしまい田舎へと戻るとこで終わり。
    ニックはもともとニューヨークのような煌びやかな社会に憧れを抱いていたが住んで生活して見てデイズィやトム、ジョーダンたちが冷酷な人間であることに気づき社会の裏に嫌悪感を抱いていく。ギャツビーも成金ではあるがそれはかつて愛したデイズィに会うという一途な思いのためでありニックもそれを認めているためあいつらとは違うと言っているのが印象的。

    0
    2026年06月22日

    Posted by ブクログ

    最後の一文がアメリカ文学史に残る名文、と言われてたけど、多分訳者が気合入り過ぎててちょっと違和感あった。

    0
    2026年04月13日

    Posted by ブクログ

    シニカルな言い回しがいい。キャラウェイってこんなんだったんだ。映画と違う。単なる華やかさ、そして夢が散る儚さではなく、複雑な人間模様があり、どこか諦めもあるような物語。読み終わった時になんだか本当に寂しくなった。自分が死んだ時、多くの人が悲しんでくれるだろうか、とか考えた。

    0
    2026年03月05日

グレート・ギャツビー の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    グレート・ギャツビー
  • タイトルID
    :
    209641
  • 電子版発売日
    :
    2013年05月31日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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