どくとるマンボウ航海記

どくとるマンボウ航海記

小説・文芸
572円 (税込)

2pt

水産庁の漁業調査船に船医として乗りこみ、5カ月間、世界を回遊した作者の興味あふれる航海記。航海生活、寄港したアジア、アフリカ、ヨーロッパ各地の生活と風景、成功談と失敗談などを、独特の軽妙なユーモアと卓抜な文明批評を織りこんで描く型破りの旅行記である。のびやかなスタイルと奔放な精神とで、笑いさざめく航跡のなかに、青春の純潔を浮彫りにしたさわやかな作品。

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どくとるマンボウ航海記 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    数十年ぶりでの再読、だけどあんまり読後感は変わらないかも。(さすがにその時の感想を正確には思い出せない…) 外国にあまり行けなかった時の紀行文だけど、バブルの時だって、いまだってそんなに日本人の行動は変わらない気もする。海の描写が(全然関係はないけど)『悲しき熱帯』での描写と重なって興味深い。やはり船での旅というのは特別だと思う。

    0
    2026年07月31日

    Posted by ブクログ

    くだらなくて最高
    時に船に酔わぬと胸を張り、時に女の子に見つめられ倒れそうになり、時に街で捕まりたくない女性に捕まり悪夢を見せられたり、、
    皮肉もたっぷりあったりと、笑っちゃう
    この人の手にかかれば全て面白おかしくなってしまうのではないか
    こんな風に生きたい考えたい
    ばからしくてキラキラしてて愛すべき一冊

    0
    2025年06月13日

    Posted by ブクログ

    最初にこの本に、そして北杜夫さんの作品に出会ったのは中学生。
    ホラとマコトが入り混じったような、船の上でのあれやこれやを読み知って楽しくページをめくった。
    将来の進路を考える時に船乗りになろうと決意し、商船大学に入ったのもこの作品のおかげであり、ひがんだ言い方をするとこの作品のせいでもある。
    あれから50年以上経ってもう一度読み返そうとしているのですが、その間の人生経験はこの作品をどう味あわせてくれるだろうか。

    0
    2022年04月23日

    Posted by ブクログ

    タイトルを見ると小説かと思ったが、読んでみると随筆で少々驚き。
    ユーモアもあってなかなか面白いと思った。

    0
    2020年04月12日

    Posted by ブクログ

    北杜夫が若い頃乗り込んだ船の船医をしながら見た世界一周旅行の旅日記。
    なんか、面白い。くすっと笑ってしまう。
    でも風景の描写は真面目。
    なんだかんだ言っても、とても素敵な場所なんだということが伝わる。
    昔は飛行機が発達していないせいなのか、船の旅がすごく新鮮に思えた。

    0
    2016年01月24日

    Posted by ブクログ

    小学生の頃、マンボウのことが書いてある、と早とちりして買った本。
    (確かにマンボウのことも書いてあった)
    小学生に北杜夫のエッセイの面白さがわかるか!と怒られそうですが、
    冒頭部分や、サメにコーヒーのあたりは普通に面白かった。
    とはいえ、基本おとな向けですな。。。
    ちょっとひねくれてるところも含めて面白い。北氏はエッセイだと生き生きする。何度も読んだので、同じ本を2冊買いました(笑)

    0
    2017年07月09日

    Posted by ブクログ

    独特の語り口で馴染むまで時間はかかったが、古い街並み、歴史、人とのつながりが手に取るように感じられるのが北先生の良さだと思う。

    0
    2026年08月08日

    Posted by ブクログ

    中学時代に北杜夫氏の本と出会い、高校時代に筒井康隆氏の本と出会ってしまった。
    荒唐無稽でナンセンスなお二人の本に青春の苦悩がバカバカしく思えるゆとりをいただいた。お二人には感謝しかない。

    久しぶりの航海記。
    精神科医の北杜夫氏が漁業調査船に船医として乗り込んで、5ヶ月の回遊する。不純な?動機で。
    読んでみると、いまでは考えられないほどぶっ飛んでいる。今書いたら、大炎上のことだらけ。このユーモアが許された時代にはその時代なりのよさがあった。
    「アフリカ沖にマグロを追う」では、うんざりするほでトロを食べ、
    「ドイツでは神妙に」トーマス・マンを味わいにいく。
    あとがきにあった。
    「私はこの本の中で、大切なこと、カンジンなことはすべて省略し、くだらぬこと、取るにたらぬこと、書いても書かなくても変わりがないが書かない方がいくらかマシなことだけを書くことにした。」

    突き抜けている解放感にすっきり気分。

    0
    2025年08月15日

    Posted by ブクログ

    今は亡き祖父の実家の書斎にこれが置いてあって幼心に「大人になったらこういう難しい本を読むんだな」と思ってから数十年経ち…ついに読みました。難しい本じゃなかったね。
    昔の航海とか船乗りってこういう感じだったんだろうな。という海のロマンもとい皮肉なぼやきと、酒とタバコと女、外国の情緒と若さ、ユーモアある書き方でとても楽しく読めました。

    0
    2025年06月02日

    Posted by ブクログ

    北杜夫先生の旅行記です
    何十年かぶりの再読

    私には「先生」とういう呼称を付ける作家さんが二人いて、それは北杜夫先生と星新一先生なのだが、あらためて考えてみると、この「先生」には教師とか師匠という意味が無意識に込められていたのだと思われる
    孔子先生とかと同じ使い方だ
    ようするに人生の師ということだ

    では北杜夫先生は何を教えてくれたのか?

    それは「自由」とは何か?ということだったと思う

    北杜夫先生の旅行記はどこまで本当か嘘かよく分からないところがある
    童話もそうだ
    いや童話は基本嘘の物語なのだが

    本当の先に嘘があって
    嘘の先に本当がある

    そんな本当とも嘘とも分からない物語で気付くのは、想像力の翼を拡げることで人はどこまでも行けるということ

    ちっぽけな自尊心やクソみたいな偏見から自由になることで、肌の色や信じる神様が違うこと、お金を持っているとか持っていないとかが大した違いじゃないってことに気付くこと

    自由であるってことは相手の自由を尊重すること
    自由であることで隣人を愛せるようになること

    可能性はいつだって無限大であること

    0
    2024年09月26日

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