どくとるマンボウ航海記

どくとるマンボウ航海記

572円 (税込)

2pt

水産庁の漁業調査船に船医として乗りこみ、5カ月間、世界を回遊した作者の興味あふれる航海記。航海生活、寄港したアジア、アフリカ、ヨーロッパ各地の生活と風景、成功談と失敗談などを、独特の軽妙なユーモアと卓抜な文明批評を織りこんで描く型破りの旅行記である。のびやかなスタイルと奔放な精神とで、笑いさざめく航跡のなかに、青春の純潔を浮彫りにしたさわやかな作品。

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どくとるマンボウ航海記 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    くだらなくて最高
    時に船に酔わぬと胸を張り、時に女の子に見つめられ倒れそうになり、時に街で捕まりたくない女性に捕まり悪夢を見せられたり、、
    皮肉もたっぷりあったりと、笑っちゃう
    この人の手にかかれば全て面白おかしくなってしまうのではないか
    こんな風に生きたい考えたい
    ばからしくてキラキラしてて愛すべ

    0
    2025年06月13日

    Posted by ブクログ

    最初にこの本に、そして北杜夫さんの作品に出会ったのは中学生。
    ホラとマコトが入り混じったような、船の上でのあれやこれやを読み知って楽しくページをめくった。
    将来の進路を考える時に船乗りになろうと決意し、商船大学に入ったのもこの作品のおかげであり、ひがんだ言い方をするとこの作品のせいでもある。
    あれか

    0
    2022年04月23日

    Posted by ブクログ

    タイトルを見ると小説かと思ったが、読んでみると随筆で少々驚き。
    ユーモアもあってなかなか面白いと思った。

    0
    2020年04月12日

    Posted by ブクログ

    北杜夫が若い頃乗り込んだ船の船医をしながら見た世界一周旅行の旅日記。
    なんか、面白い。くすっと笑ってしまう。
    でも風景の描写は真面目。
    なんだかんだ言っても、とても素敵な場所なんだということが伝わる。
    昔は飛行機が発達していないせいなのか、船の旅がすごく新鮮に思えた。

    0
    2016年01月24日

    Posted by ブクログ

    小学生の頃、マンボウのことが書いてある、と早とちりして買った本。
    (確かにマンボウのことも書いてあった)
    小学生に北杜夫のエッセイの面白さがわかるか!と怒られそうですが、
    冒頭部分や、サメにコーヒーのあたりは普通に面白かった。
    とはいえ、基本おとな向けですな。。。
    ちょっとひねくれてるところも含めて

    0
    2017年07月09日

    Posted by ブクログ

    中学時代に北杜夫氏の本と出会い、高校時代に筒井康隆氏の本と出会ってしまった。
    荒唐無稽でナンセンスなお二人の本に青春の苦悩がバカバカしく思えるゆとりをいただいた。お二人には感謝しかない。

    久しぶりの航海記。
    精神科医の北杜夫氏が漁業調査船に船医として乗り込んで、5ヶ月の回遊する。不純な?動機で。

    0
    2025年08月15日

    Posted by ブクログ

    今は亡き祖父の実家の書斎にこれが置いてあって幼心に「大人になったらこういう難しい本を読むんだな」と思ってから数十年経ち…ついに読みました。難しい本じゃなかったね。
    昔の航海とか船乗りってこういう感じだったんだろうな。という海のロマンもとい皮肉なぼやきと、酒とタバコと女、外国の情緒と若さ、ユーモアある

    0
    2025年06月02日

    Posted by ブクログ

    北杜夫先生の旅行記です
    何十年かぶりの再読

    私には「先生」とういう呼称を付ける作家さんが二人いて、それは北杜夫先生と星新一先生なのだが、あらためて考えてみると、この「先生」には教師とか師匠という意味が無意識に込められていたのだと思われる
    孔子先生とかと同じ使い方だ
    ようするに人生の師ということだ

    0
    2024年09月26日

    Posted by ブクログ

    著者が船医として世界中を航海した様子をユーモラスに書いたエッセイ。
    戦後の日本人の気質や時代背景が分かって面白い。今となっては差別になっている用語や表現もあり、本の中に当時の風がそのまま吹いている感じ。
    思った以上に口が悪くて笑えた。

    0
    2023年04月12日

    Posted by ブクログ

    タイトルは知っていたけど読んでなかった本。

    知らないところに旅したい気持ちはいつもあるけど、実行に移すまではなかなか。

    そんな私にとって、読みながらあちこち旅してる気持ちになれ、スキマ時間や疲れているときに少しずつ読んで楽しめました。

    0
    2022年12月26日

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