夜のミッキー・マウス

夜のミッキー・マウス

363円 (税込)

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詩人はいつも宇宙に恋をしている。作者にも予想がつかないしかたで生れてきた言葉が、光を放つ。「夜のミッキー・マウス」「朝のドナルド・ダック」「詩に吠えかかるプルートー」そして「百三歳になったアトム」。ミッキー・マウスもドナルド・ダックもプルートーもアトムも、時空を超えて存在している。文庫版のための書下ろしの詩「闇の豊かさ」も収録。現代を代表する詩人の彩り豊かな30篇。

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夜のミッキー・マウス のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年02月16日

    何気なく目に映りゆく存在でも、この詩人というものによって、生まれ変わるような気がする。
    書きたくて書いたり、何かが伝えたくて書くのではなく、そんな風にみえてしまったから、書かずにはいられない、彼の生み出す詩はそういうものだ。ことば以前の世界へ、ことばで挑む。哲学者なら戻って来れなくなってしまうような...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年02月24日

    なんて素敵なタイトルなんだろう。一目惚れ。詩が30載っています。夜のミッキーマウスもいいけど、朝のドナルドダックも大好き。

    その一編一編が、一文一文が、一行一行が強烈で。


    また後書きと解説がいいのだ。詩とは何かが、端的に述べられているようで。

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    Posted by ブクログ 2013年08月22日

    光は
    私の視野を明るく開いてはくれるが、
    それは
    自分だけの為に、ではない。

    すべての生き物の為に。
    世界は発色し、眩しく輝く。

    だから、
    ミッキーマウスは微笑んでいるのか。
    みんなが見ているから。
    楽しく踊らなくちゃ。
    可笑しそうに笑わなくちゃ。

    花や音楽は、そんな生き物がきっと好きだ。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    好きすぎて困る。言語化できないモノ(もちろん「言語化できない」という言語にもできない、「言語化できない言語にもできない」という言語にも・・以下∞)をメタフォアを通して言語化している。おそらくその作業は言葉を血で語ることに他ならないと感じた。言葉のシニフィアンを愛する人でありたい。

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    Posted by ブクログ 2013年12月15日

    「二十億光年の孤独」や「朝のリレー」で谷川俊太郎が好きになり、友人に貸してもらった。いちばん惹かれたのはやはり「なんでもおまんこ」。なんで死にてえのかなあ…

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    Posted by ブクログ 2013年05月31日

    タイトルがそそりますねぇ。

    果てのない恋しさを美しいものにかえてくるような、癒しの詩集なのでした。

    しりあがり寿さんの解説がかわいい

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    Posted by ブクログ 2012年01月05日

    全部すごいけど
    「ぜんぶおまんこ」はすごい
    谷川さんの生命力を感じる

    なんやろう?
    目の付け所がいいのか、、、
    ソレになりきって書くって言ってはったのがよくわかる。

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    Posted by ブクログ 2011年12月31日

    大晦日の夜,静かに読めてよかった.たぶんまたふとしたときに手にして,そのときは今と全然ちがうふうに感じたりするんやろうなぁ…

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    Posted by ブクログ 2011年10月02日

     うーん、なんか人間な谷川俊太郎が見える詩集。
     詩って自分表現ではあるんだけど、自分を表現するときにちょっとどろどろしたところまで踏み込んでいった感じの詩が多い。

     キラキラした「言葉のマジック」ではなくて、できるだけ人に見られたくないとこをあえて表現したようなものが多かった。
     洗練されてない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年08月03日

    「百三歳になったアトム」が一番心にのこりました。
    そのとき、そのときで「いいな」と思う詩が変わったりもするやろうけど
    アトムのはきっとずっと、じーんとして、少し切なくなると 思う。

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