歴史探偵 近代史をゆく

歴史探偵 近代史をゆく

569円 (税込)

2pt

4.3

亀井勝一郎氏がこんなことを言っている。「歴史にはいりこむということはネ、イデオロギー的にきちっとでき上ったものを扱うことではなく、人間や事件の混沌と翻弄の関係にはいる、ということと同じなんだ。その声を代弁してその魂をよみがえらせるのが、歴史家の使命だと思う」本書が、その言に遠きこと幾里程か、と存じているが、覚悟だけは右のとおりといいたいまでである。(本書「まえがき」より抜粋)良いことも悪いこともしながら、人間がつみ重ねてきた時間の跡である歴史は、底がしれなくて、知れば知るほど面白い。本書では、明治から昭和を賑わせた事件の「その後」や秘話を探索。「山本五十六の恋文の行方」「松岡洋右宛・チャーチルの手紙」「東京初空襲の真相」「ロシア皇太子襲撃事件の顛末」など、大胆な推理と新発見で近代史の裏事情を探り出す。

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歴史探偵 近代史をゆく のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    「歴史探偵」である作家・半藤一利さんが史料をもとにした大胆な推理で、日本近代史(戦前が中心)の裏事情を読み解いた本。

    日本近代史のB面(裏事情)に関する考察なので、近代史(特に戦前)の基礎知識を持っていると本書を存分に楽しめます。

    1
    2020年01月20日

    ネタバレ 購入済み

    作者ならではの視点

    半藤一利という作家は好きで種々読んでいる。中でも昭和史シリーズは好きな本である。本歴史探偵シリーズは、前記昭和史に比較し、作者の個人的興味、主観の入り混じった、やや斜めから歴史に肉薄している点で興味深いものである。

    #アツい #癒やされる #深い

    0
    2021年06月07日

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