ラジオ福島の300日

ラジオ福島の300日

550円 (税込)

2pt

4.0

すべての、被災した県民と、共にあるために――東日本大震災発災から350時間14分の、自ら収入を断つことに他ならないCMカット連続生放送。
社の存続さえ危ぶまれるなか、ラジオ福島はインターネットとの連動型災害放送で県内外、海外へも声を届け、多大な支持を集めた。

放射能への不安を胸底にかかえながら、誰に何をどう伝えるべきかに苦悩し奔走して、ラジオの新たな地平を示した、
社員55人、中継車2台の小さな放送局の、2011年3日11日から1年間の闘い。

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ラジオ福島の300日 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年12月12日

    私は、福島出身でRFCの大ファン。東京都に住んでからも未だにPodcastなどでRFCに関するものは聞いている。

    そのため、書かれているアナウンサーには非常に親しみを感じているし、描かれている現場には、身近な場所が多く読み進めるのは辛い事もあった。

    涙が止まらない事も多々あった。

    私にとってラ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年08月14日

    AM単営局のラジオ福島(rfc)が、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故(rfcでは略さずこう呼ぶ)に対しいかなる対処をしたかを綴るドキュメンタリー。
    震災9日目の夜、ニッポン放送の福山雅治の番組を急遽ネットする事になったり、8月にTBSラジオの爆笑問題の番組を福島から放送する事になったりといった...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年05月19日

    あの日、約三時間半を掛けて都内の会社から自宅へ徒歩で帰宅した後、まずラジオを点けた。東北には知り合いも多い。特に宮城・岩手の沿岸部の状況が気になった。関東のTV放送だけでは、被災地の細かな状況はわからない。「こうした非常事態の時には、ローカルラジオ局の情報が最も信頼できるはずだ。」ラジオ趣味に走って...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年08月21日

    前書きの「取材の中で」の、地元メディアとしてのラジオの矜持が打ち砕かれる様。それは東日本大震災以前の、別の出来事の話なのだけど、この苦しい体験を持ったラジオ局が、震災のときにはどうだったのか。
    この本が伝えるべきは、当時の惨状でもなければ今も終わっていない声でもなく、そのときに、ラジオというメディア...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年03月26日

    あの大震災に遭遇した誰もが、現実のむごさ、冷徹さに立ちすくんだ。被災したいちラジオ専業の小規模ラジオ局員が、持てる力を振り絞って被災者の姿を追い続けた。あの日を、あのあらゆる恐怖に正面から向き合わざるを得なかった人々の、生への葛藤を描き出している。人間は、自然の前にはあまりにも無力だ。自然に意思など...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年05月20日

    大震災の時、AM単独の小規模民放はどう対処したか。
    書かれていることを裏読みすれば「寄せられた(得た)情報を局の責任で裏どりしないまま放送」していたこともわかる。
    大災害に小規模民放(営業、経理、技術まで含め全社員50人余)の果たすべき役割とその限界を示唆する本。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年05月05日

    ラジオ福島の震災と原発事故と向き合い、葛藤した日々が綴られています。
    使命感をもって無我夢中で続けた震災特別番組、twitterの活用による情報提供、通常番組への復帰への道のり、営業努力。
    震災以外でも、地方のラジオ局がどのような仕組みで成り立っているか、どのように新しいメディアを活用していくかなど...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年05月02日

     大震災の福島を報道し続けた独立系ラジオ局のドキュメント.地元メディアとして県民に正しい情報を迅速に伝え続ける努力と,被災企業としての存続をかけた活動が生き生きと描かれている.
     大震災により記者が身動きが取れず取材が出来ない,かつ,放送設備が被害を受けて福島全県に電波が届かない,という事態に陥る....続きを読む

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