無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
キャリア論に基づいて30代の生き方を指南する良書 。
小杉氏は、日本のキャリア論で一般的な「自己分析からキャリアデザインを考える」という考え方とは異なった、「予期せぬ出来事をキャリアのチャンスとして活用する」というスタンフォード大学のジョン・クランボルツ教授の「プランド・ハプンスタンス(計画された偶然性)理論」の考えを日本に紹介したメンバーのひとり。
本書において、氏は自らの経験も合わせて「30代という時期をどう捉え、どう過ごすかで、その後のビジネスパースンのほぼ9割方が決まる」その一方で「30代で”望み通り”の仕事を、”望み通り”の条件でやらせてもらう(自身でキャリアをコントロールする)のはほぼ不可能」との実感を持っており、「30代はキャリアをデザインして方向性を定めるのではなく、その準備の時間にあてるべき」との考え方を提示しています。
氏の経歴は、NECからMITへMBA海外留学し、マッキンゼーでコンサルタント、ユニデンで人事部長、アップルコンピュータで人事本部長を務められるなど蒼々たるもので、独立後も人・組織に関するコンサルティングや研究分野で活躍されてきた方ですが、著書から伝わってくるのはスキルや才能に溢れるキャリアエリートの姿ではなく、常に自分自身の力よりも周囲のレベルが高く、厳しい環境に自らを置き、泥臭くも道を切り拓いてきた生き様です。
常にチャレンジングに厳しい環境に自らを置こうとし、苦闘する30代があるからこそ、40代・50代でも常に新しいことへと挑戦し続けることができる、と一貫して「小さくまとまらない」大切さを強調されていました。
私自身もキャリアを振り返ると、まさしく偶発的事象の産物だった(多くの人はそうなのでは?)なので、俄然勇気づけられるとともに、過去のキャリアの振り返り、今後の進路を考える上で参考になりました。
ご自身のキャリア体験をベースに学術研究の裏打ちをしつつ書き進められているので、読みやすい1冊となっています。
特に20代後半から30代の方に参考になるのでは、と思います。
Posted by ブクログ
30代の中にキャリアをデザインし、その通りのキャリアを歩める人などまずいない。30代で自身のキャリアをコントロールするのは、多くの人にとってほとんど不可能。それは経験が決定的に不足しているから。経験の蓄積と、そこから導かれる「自己理解」がなされて初めて、キャリアデザインは可能になる。30代にとって一番大切なのは、キャリアをデザインして方向性を定めるのではなく、方向性を定める準備をすることである。準備とは「経験の蓄積」「自己理解」。そのためには新しいことへ積極的に関わり、とにかく挑戦していくしかない。
「プランド・ハプスタンス(計画された偶発性)理論」
予期せぬ出来事をキャリアのチャンスとして活用する
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。