さぶ

さぶ

693円 (税込)

3pt

小雨が靄のようにけぶる夕方、両国橋をさぶが泣きながら渡っていた。その後を追い、いたわり慰める栄二。江戸下町の経師屋、芳古堂に住みこむ同い年の職人、男前で器用な栄二と愚鈍だが誠実なさぶの、辛さを噛みしめ、心を分ちあって生きる、純粋でひたむきな愛と行動。やがておとずれる無実の罪という試練に立ち向う中で生れた、ひと筋の真実と友情を通じて、青年の精神史を描く。

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さぶ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読みたかった本。最初、字ちっちゃい!って思い不安になったけど、すらすらと引き込まれていった。栄二の人間性の変化が様々な辛いことを経た事で起こり、大事なものに気づいていく。自分はなんでもこなせて自信に溢れていたが周りのものの支えがあったからこそ今の自分があることを気付かされ感謝できる人間になっていく。

    0
    2025年09月21日

    Posted by ブクログ

    『樅ノ木は残った』で有名な著者(本名清水三十六)は、ペンネームを尋常西前小学校卒業後に徒弟として住み込んだ木挽町の山本周五郎商店から拝借した。『日本婦道記』が戦中昭和18年上期直木賞に推挙されたが固辞したが、今では自身の名の文学賞があるのは皮肉なものである。ちなみに同賞主催は新潮社、芥川賞直木賞の文

    0
    2025年04月23日

    Posted by ブクログ

    人を許すこと、無償で誰かのために何かすることについて考えさせられる。ここ数年、ニュースを聞いては勧善懲悪でない社会にがっかりすることが多かったが、この本を読んで「この世はそんなもんかも」と、いい意味で諦めて少し気楽になれた。
    栄ニもかっこいいが、それを支えるさぶ、与平の「譲れる生き方」もすごい。日の

    0
    2025年01月04日

    Posted by ブクログ

    さぶがタイトルなのに
    栄二が主役かと思える書き出しだった
    読み進むうちに
    二人とも厳しい子ども時代を過ごし
    丁稚奉公する身
    さぶはのろまで仕事の覚えも悪く
    皆から蔑まれている
    栄二は顔立も良く仕事もできる
    二人はいつか一緒に店を持ち
    仕事をしようと約束するが

    栄二は無実の罪をかけられ
    それを晴らそ

    0
    2024年09月08日

    Posted by ブクログ

    同僚から、時代小説を初めて読むならということで、「さぶ」を紹介され読むことにした。時代小説は読んだことがなく、独特な表現等の意味を調べながらではあったので読み終えるまでに少し時間がかかったが、本当に読んで良かったと思うし、読んだことで心が豊かになるというか、他人に優しくなれるというか、独りじゃなくて

    0
    2024年08月27日

    Posted by ブクログ

    中学生の時に夏休みの課題図書として選んだ作品。
    当時は宿題の提出などに追われて、じっくり読めなかったので数年経って再読しました。

    男前でしっかりした栄二と愚図でのろまなさぶ。性格は正反対だけれどお互いがお互いを必要として、支え合って生きていく姿は素敵だと思いました。人足場に入った栄二は、面会に来る

    0
    2023年10月16日

    Posted by ブクログ

    高校の時の課題図書でした。10年近く経って再度読みました。物語序盤の英二の年齢(15歳)と物語終盤の英二の年齢(25歳)のひらきはちょうど私が初めて読んだ年代と今の年代で一致しています。昔読んだ時はは「こうも寄場での経験を経ると感情が変わるものなのか」と少し首をかしげていましたが、今では、命を失うか

    0
    2023年05月18日

    Posted by ブクログ

    栄二とさぶ:信頼し合いお互いを頼りにする人間関係、栄二とおすえ:好きなあまり栄二に罪を被せそれを一生かけて償おうとした夫婦関係、どちらも素晴らしいと思う。最後はハッピーエンドに終わるから良かった。職人根性、もう一人の自分との対話、濡れぎぬを着せられたときにそれを良い方向に捉える前向きな態度、人足寄せ

    0
    2023年01月28日

    Posted by ブクログ

    なんだかんだ言いながら土瓶さんとみんみんが薦めてくる本は全部読んでるひまわりめろんです(仲良しか!)

    そしてこの『さぶ』は土瓶さんとみんみんが共に薦めてくれた本、略して「土みん本」です
    ですがこの『さぶ』を手に取ったのはなにも「土みん本」だからというだけではありません

    そうです、近頃この『さぶ』

    0
    2022年10月23日

    Posted by ブクログ

    去年の夏、沖縄の書店で「山本周五郎賞があるのに山本周五郎の作品が面白くないはずがない。」という文句に惹かれ購入した。なかなか読む気になれず放置していたが、1年越しに私は強く同意したい。

    江戸を舞台に、一人前の表具職人を目指す2人の男の子の成長を描いた作品だ。
    1人は弱虫で何事にも消極的なさぶ、もう

    0
    2022年07月12日

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