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Posted by ブクログ 2021年12月07日
現代の小説とはやはり一線を画す作品。
知らない言葉がたくさんあるからこそ注釈を確認しながら読み進めるのだが、それがまたいい。
星新一が好きな私にとってはこのショートショートが飽きずに読めてまたよかった。中学生の時以来に羅生門を読み直したが、やはり当時でも引き込まれた面白さは変わらない。鼻も芋粥ももっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月27日
羅生門、鼻、芋粥、運、袈裟と盛遠、邪宗門、好色、俊寛の8編が収まる永久保存の蔵書。今昔物語をモチーフに人間の生々しさが溢れる王朝もの。「そう思うのはその方の心が狭いからの事じゃ。弥陀も女人も、予の前には、皆われらの悲しさを忘れさせる傀儡の類に外ならぬ。-」こう言い放つ若殿と摩利信乃法師との対決は見て...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月20日
「心の裏側」
芥川龍之介の「羅生門」を読んだのは先週だった
映画『羅生門』を観て、どうしても気になってしまったから
短編で読みやすいが内容はとても奥深く人は生きるためは何者にもなれるのだと思ったものです。
「鼻」
どんな本なのかと読み進むとこれまた意外
これも短編で読みやすい
読みやすいが深読みす...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月17日
引き続き昔の文学を…の流れで、芥川龍之介作品を。
オーディオリスニングにて読める代表作をパラパラ(蜘蛛の糸、蜜柑、羅生門、トロッコ、杜子春、鼻)と…代表して感想をここに記載。
いや…何かエモいやん、芥川龍之介・大先生( ̄∇ ̄)
美しいながらも読みやすい…程よく装飾性のある文章、個人的にはスゴく心...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月26日
各短編小説は、小説毎にいろんなスタイルを用いていて面白い。古典からくる物語だけではなく、近代的な文学小説の形態もあり表現の幅が広い。人間のエゴイズムを表現した羅生門だが、他の作品でも人間の本質的に持っている暗い部分が見られる。ただ、単純にその本質を伝えたいだけの作品ではないような気がしてならない。同...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月13日
「鼻」は、様々な解釈があると思うが個人的にはこれは自意識の話だと思う。
自身の長い鼻のせいで嘲笑の的となっていた禅智内供は、その特異な身体的特徴にコンプレックスを抱いていた。しかしそれを治す方法を聞きつけ、鼻は見事通常の長さになるも、今度はその短くなった鼻を恥ずかしく思うようになり、それはそれでコ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月29日
芥川龍之介の作品を読むのは高校の授業以来。羅生門を読んだだけだ。この短編集にもそれが収録されていて、改めて読み返した正直な感想としては、「以前読んだときと印象は変わらない」の一言だった。しかし他作品を通しで読んでみると、その印象はまったく変わってくる。芥川が描きたかったもの、表現したかったものがなん...続きを読む
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