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Posted by ブクログ 2013年09月02日
うつ病になった人がどう感じどう生きているか詳しく語られていますが、解らない人には自己中心的としか見られないんだろうな。全体的に言葉の選び方が巧く、心に響きます。しかし奥さんのあの行動はちょっと……。主人公が死にたくなった気持ちも解ります。救われたような、救われないような、読む人によってかなり印象が変...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月10日
鬱病を患った主人公が自殺をするために侵入した、廃墟となった映画館で、7年前に配達されるはずだった郵便物の束を見つけ、自殺へのカウントダウンとしてそのうちの7通を配達する物語。
7年前の手紙を受け取った人たちとの対話から、主人公が得るものとは。
鬱を題材にした作品は数多ありますが、この作品のディテー...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月29日
■心を失くした男が届ける、心をつなぐ七通の手紙。
感情を喪失したうつ病の澤野は、ある日、死に場所として入った廃墟で、偶然手紙の束を見つける、それは昔郵便局員に破棄されたものだった。「この7通の手紙は、さろうならへのカウント・ダウンだ」すべてを配達し終えたら肚をくくろう」彼は死とその痛みを先延ばし...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月21日
「32才、ウツ。オレ、死にます」のコピーでWOWOWでドラマ化が決まっている原作。なるほど、主人公は自殺志願で、手紙を配達していくうちにいろんな人に触れて、感動していい感じになる話だろうな、と裏表紙のあらすじを確認して読み始めた。驚いた。この作品は最後まで読んでこそ価値のある物語だ。こういうふうに心...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月29日
死地を求め,廃墟にたどり着いた澤野.彼が偶然見つけたものは,破棄された手紙の束だった.届けられることが無かった7年前の手紙たち.配達してから死のう.配達を重ねる度,手紙に込められた想いに,感情を喪失した澤野の心が揺れる・・・.あぁいいなと純粋に思わせてくれる一冊.愛と希望の物語.日々の生活に疲れたと...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月21日
思いは届けるためにあり、そうして、人は届けるために思う。それがいつまでも、途切れることなく、くりかえされる。
7通の手紙を届けてから死ぬって決めて、配ってるうちに鬱の自分の心の変化に気づく。植物状態になってはじめて、生きていないと伝えられないことを知る。心から生きたいと思う。誤解だらけの世の中、人...続きを読む
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