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Posted by ブクログ
鬱病を患った主人公が自殺をするために侵入した、廃墟となった映画館で、7年前に配達されるはずだった郵便物の束を見つけ、自殺へのカウントダウンとしてそのうちの7通を配達する物語。
7年前の手紙を受け取った人たちとの対話から、主人公が得るものとは。
鬱を題材にした作品は数多ありますが、この作品のディテールには驚くばかり、自分がいかに鬱を誤認していたかを思い知らされました。
作者さん自身が鬱病だったそうです。
小説ではありますが、周囲の人々が読むべき一冊です。
ラスト1通からの心情変化と振り落とされそうなほどのスピード感、最終章で明らかとなる状況と主人公の心境。
今まで出会ったことのない、とてつもない質量を持った作品でした。
こんな小説にはなかなか出会えない。
普段は読んで1日寝かせてからレビューを書いていますが、この作品に関してはもう二度と味わえない初読の読後感を残したく、一気に書きました。
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