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Posted by ブクログ 2023年08月23日
再読
とにかく、モロッコの風景描写が素敵。
フェズの旧市街、マラケシュの市場、サハラ砂漠…まるで自分も一緒に旅しているような気分になる。
写真や映像以上に、文字だけで匂いや光、その場の空気感までもが頭の中に広がる。
ミントティー、ヘンナの刺青、ファティマの手…現地で見てみたいな。
風景描写もだけど...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年02月16日
恋人との事実婚状態、幼馴染、友情、同性愛…
周の遺言によって旅に出ることとなった4人の男女。
生と死を感じる時間の中で、それぞれが愛の形に向き合っていく物語。
お互いを想う気持ちは確かでもそれを表す形が同じではないばかりに悩み苦しむことは多々あること。
自分がその違いを受け入れて、それでも一緒にい...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年02月27日
モロッコという国に行ってみたいと思えました。
市場や礼拝、砂漠の描写に心が惹かれます。
周は『自分が死んだら自分の灰をサハラ砂漠に撒いてくれ』と姉の緋紗子と同居人でゲイのジャン・クロードにお願いします。
その二人に幼馴染のコウスケとユイ、現地ガイドのサイードの5人が【周】の思い出の地を巡り、彼を...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月29日
持ち運びの手軽さゆえ文庫本も購入しましたが、ハードカバーの単行本で20回以上読んだからか文字の感覚(間隔)に違和感があり読むのに難儀しました。^^;
いつものことながら村山由佳さんの一人称は脳裏を360度のスクリーンにさせられますね。
全く行ったこともないモロッコという土地ですが、視覚聴覚だけで...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年09月04日
この本をきっかけに、本気でモロッコに行こうと思いました。様々な人の心情や背景と、モロッコの街の描写の交錯が非常に美しいです。
旅って、どこにいくか、も勿論ですが
その場所で、どういう人に出会ってどういう人と行って、どういうことを考えるかっていうのが楽しいんだと思うんです
そういうのを素敵な文章で...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年07月03日
BAD KIDSなどの昔の村山由佳さんの小説と雰囲気が似ていてとても好きなお話でした。
胸にだんだんと染み込んでくるような、そんなお話。後半は特に、読んでいて涙が止まりませんでした。心に残る台詞がたくさんあり、普段自分が当たり前に享受している日常をもっとかけがえのないものとして大切にしていこうという...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月30日
一人の青年の「僕が死んだら、その灰をサハラにまいてくれないかな」という希望を叶えるために、青年の姉、恋人、友人2人の4人が共にモロッコへと旅立つ物語。
モロッコの美しい景色の描写が見事で、まるで共に旅をしているかのように楽しめた。
また、ガイドとの会話の中でイスラム教の「ラマダン(断食)」に対する考...続きを読む
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