嫁の遺言

嫁の遺言

712円 (税込)

3pt

3.6

満員電車でふと自分の手に触れた冷たい手。間違いなく、それは、38歳で死んだ嫁の手だった。生前からちょっと変わったところのある女だった嫁が、どうしても伝えたかったこととは――。不器用だけれどあたたかい人情に溢れ、人間がいっそう愛おしく思えてくる全7篇を収録。(講談社文庫)

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嫁の遺言 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2018年11月10日

    すとんと腑に落ちる。
    悲しくも不思議で、どこかあたたかい。

    的確なことばづかいで読みやすく、やさしい気持ちになれる短編集。

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    Posted by ブクログ 2016年02月03日

    不器用だけど、人間味溢れる人々のちょっといい話ばかりを集めた珠玉の短編集。
    登場人物の個性になんとも味がある。まるで古典落語の世界のようだ。街の匂いや人の匂いが文章から漂ってくる。人間描写の巧さは特筆である。
    お気に入りは「おかえり、ボギー」。こんな泥臭い純愛ストーリーは今時流行らないかもしれないが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年07月15日

    「いちばんめ」が好き。自分の高校時代を思い出したりして、キュンとなった。どの話も、大なり小なり切ないなーっていう印象がある短編集だったな。

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    Posted by ブクログ 2020年12月14日

    死んだ妻と残された夫、互いに一番目だった初恋の相手、母が一生大事にしている思い、娘を思う不器用な父の愛、不幸になるとわかっていながらそばにいたいと思う気持ち、離婚して手放した娘への母の思い、不器用で意地っぱりな娘の幸せを後押しする父の愛。7つの短編は、どこにでもある市井の人々の人情や思いやりを、軽い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年10月26日

    華々しいハッピーエンドはない作品集。
    そこはかとなく、不幸せ感が漂うが、不幸なのかというとそうでもない。
    人はそれぞれ、様々な価値観で生きているのだ。
    『あの人への年賀状』が、一番好き。

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    Posted by ブクログ 2014年06月24日

    良いお話でした!
    良いお話が7つ入っています!
    例えばレストランで美味しいサラダが7種類出てきたら、後半イヤになりますよね!

    正直、そんな感じでした

    読むの飽きてくるの!

    でも、不器用だけど人情味溢れ、人間が一層いとおしく感じる7篇が入っていると、帯には書いてありますから。。。

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    Posted by ブクログ 2014年03月21日

    人の気持ちって、そう簡単にはわからないものだし、また逆にそう簡単に気持ちを伝えられないものだよなぁ…と思ってしまう短編集。
    味わい深い話も有。

    2014.3.21

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    Posted by ブクログ 2013年07月07日

    嫁の遺言ほか6つの短編がおさめられている。どの作品も良かったけど、特に好きな作品は『いちばんめ』と『あの人への年賀状』『窓の中の日曜日』かな。つぎは『泣きながら、呼んだ人』を手にとってみたい。地元の本屋のさわや書店フェザン店の方が解説されてて驚いた。

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