プールの底に眠る

プールの底に眠る

691円 (税込)

3pt

夏の終わり、僕は裏山で「セミ」に出逢った。木の上で首にロープを巻き、自殺しようとしていた少女。彼女は、それでもとても美しかった。陽炎のように儚い1週間の中で、僕は彼女に恋をする。あれから13年……。僕は彼女の思い出をたどっている。「殺人」の罪を背負い、留置場の中で――。誰もが持つ、切なくも愛おしい記憶が鮮やかに蘇る。(講談社文庫)

...続きを読む

プールの底に眠る のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年06月12日

    現実とそうではない狭間を、感傷的でありながら心地良く描いていて、好きだった。
    愛に大きく包まれていた。
    何度も読みたくなる一冊。

    0

    Posted by ブクログ 2016年03月31日

    優しさと痛々しさを抱えながら生きている
    若さに溢れた一時にしか描くことが出来ない
    雰囲気を持った作品で、荒削りなところはあるものの
    読み手の心を捉える力がある本だと感じた。

    感受性の強い子供が成長して書くタイプの
    ある種の痛い感じのところだったり
    願望がいり混じったようなお話的なところも含めて
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年08月27日

    みらいちゃんが幸せそうで良かった……。  
    本当に良かった。  
    ただ……それだけで……。   

    0

    Posted by ブクログ 2015年04月11日

    青春/恋愛/ミステリー
    タイトルと表紙に惹かれて購入。
    ミステリー要素はかなり薄め。
    "不思議な雰囲気の青春小説"だと思う。
    達観した主人公と、瑞々しい会話に、序章から引き込まれた。
    個人的には、本多孝好さんの短編『瑠璃』とイメージがぴったり一致。
    ちなみに『瑠璃』は最も好きな短...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年05月02日

    たくさんのしかけがちりばめられている本。

    ごく普通の高校生と心のない少女の物語、その二人の7日間のストーリーが本の半分ぐらいを占めている。
    文章がとてもきれいで本の中に引き込まれてしまいます。

    一回目は複雑にいりくんだ物が一気に解ける爽快感に圧倒されました。
    二回目に読んだときは仕掛けを知ってい...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年11月25日

    『僕は一人じゃない。今までも、これからも。』

    『小学二年生の時に僕は鉄棒に前歯をぶつけて折ったことがある。もちろん歯の方をだ。』

    「『ムーミン谷』のムーミンだって泳ぐ時は水着を着るのよ。普段は素っ裸なのに。大切なのは雰囲気よ」

    「さっき、上手く笑えていたかな? 辛い時に笑えるような強い人間にな...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年01月20日

    不思議な話。
    メフィスト賞受賞のデビュー作。
    少女の自殺を食い止めてからの7日間を、13年後からさかのぼっていく話。
    イルカとセミの関係は、素敵だけど切ない。

    0

    Posted by ブクログ 2023年09月03日

    作者さんの本は『私を知らないで』を始めて読んで恋愛ものとして割と好みだったんだけど、登場人物のファンタジーさがまったく同じだったので2冊目にして飽きてしまう感じでした。嫌いじゃないんだけどな〜残念...

    0

    Posted by ブクログ 2022年09月11日

    メフィスト賞受賞作にして、著者のデビュー作。ちゃんと伏線回収するミステリなので、ファンだけでなく、ミステリ好きは触れていただきたい。当時はミステリエンタメの最前線と呼ばれていたようで、最近だと『冬の朝、そっと担任を突き落とす』というショッキングなタイトルの本や、『ひとすじの光を辿れ』というゲートボー...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年09月30日

    序盤で主人公の過去の出来事が語られ
    その中の人々があとになって主人公とのつながりが
    説明される
    そんな展開で最後まで
    そして最終章では・・・と

    それなりには楽しめました

    0

プールの底に眠る の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

白河三兎 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す