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Posted by ブクログ 2023年01月13日
「いかに生きるべきか」「世の中のしくみをどうしたらよいか」という問題以前に、「どうなっているか」という存在の問題がある。
教育の世界には、「どうすればよいか」「どのように改善すればよいか」という問題で溢れている。そして、そのこと自体を忘れてしまっているので、もはや溺れているというところまで来ている。...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月17日
自分で哲学するための入門書ということで,著者は「思想に共鳴せずに,思考に共感する」を望んでいる。タイトルからは感じ取りにくいけど,非常に熱い本だ。
この本で哲学される「なぜぼくは存在するか」と「なぜ悪いことをしてはいけないか」は,自分の問いではないので,それを「思考によって消滅させる」ということす...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月13日
哲学のあり方について、永井先生の<子ども>としての「哲学」を読ませてくれることによって、<哲学>について語ってくれる本。
哲学は自分だけの問いのためになされるもの。しかもその問いは多くの人が当たり前で何も疑問を持たないようなもの。哲学は決して高尚で深淵なのではなく、哲学をする当の本人からすると、深...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月08日
永井先生の本はいくつか手にとつてきたが、どこかで池田某とは語り方は異なるものの、同じベクトルをもつてゐるやうには感じてゐた。それは哲学、存在についての真理を求めてやまない不思議な熱情と呼ばれるものだと思ふ。
無敵のソクラテスであつたか、なんであつたかは忘れてしまつたが、何かの巻末に池田某の薦める本の...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月17日
結局は自分の内側にあるという永井先生の理論。なっとく。私が求めていたのは、哲学をしてきた人の著作を読んで知見を得ることではなく、自ら哲学できる術、もしくはそれを肯定し、促進してくれるこういった部類の本だったのかもしれない。永井先生の本はなるべく読みたい。
それに加え、道徳観を含んでいる問題にたいし...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月24日
筆者の子どものころに感じた二つの疑問を掘り起こしていくとともに、哲学のありかたを提唱する一冊。
子ども(年齢的でなく)に標準を合わせて、比較的分かりやすい言葉と比喩で考えを巡らせているので、とても読みやすかった。
哲学の入門書ともされているが、哲学ということについて語られているところを読んで、哲学と...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月07日
この本の〈子ども〉はchildというよりも素朴な疑問を手放さない純粋な存在として書かれています。
ある疑問に対して納得を求めて思考する過程で自分の中に生まれるものが哲学であり、既知の他人の哲学を学ぶことが哲学ではないということが強調されています。
自分の存在、道徳的な善悪と道徳外的な好悪、哲学と思...続きを読む
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