創造の方法学

創造の方法学

869円 (税込)

4pt

西欧文化の輸入に頼り、「いかに知るか」ではなく、「何を知るか」だけが重んじられてきた日本では、問題解決のための論理はいつも背後に退けられてきた。本書は、「なぜ」という問いかけから始まり、仮説を経験的事実の裏づけで、いかに検証していくかの道筋を提示していく。情報洪水のなかで、知的創造はいかにしたら可能なのだろうか。著者みずからの体験をとおして語る画期的な理論構築法が誕生した。(講談社現代新書)

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創造の方法学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年05月22日

    40数年ぶりに読んだ。表紙が変わっていた。読んだ当時は数量分析を行っていたのでよくわからなかったこともあったかもしれないが、現在では理解できる。
     大学生が研究方法について考えるための本であり、卒論でどのような研究方法を行おうかと考えるためにはいい本である。しかし、自分で研究方法を採用できる院生こそ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年08月05日

    一気に読みきり、自分でも意外なのだが、何度か読み返した。
    とても約40年前の本とは思えない。

    大切なのは、「何を知るか」ではなく、「いかに知るか」と訴えられている。

    あとがきには、日常の生活や職場で出会う問題を自分で整理し、考えそして解くための手引き とある。まったく異論なし! もっと早く出会い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年09月23日

    卒論を書いていた時に読んだ本。ゼミで指導教官が「独立変数」「従属変数」「操作変数」なんて言葉を使っていてちんぷんかんぷんだったけれど、この本を読んでから教官の言っていることを理解できるようになった。
    量的・質的研究の両方に配慮されているほか、自殺論やプロ倫などの社会学の古典が拓いた方法論についても学...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年06月16日

    非常に読んでためになった一冊
    本書は社会学の本に分類されるが、全ての研究者や大学生に読んで欲しい一冊
    研究とは何か?問題とは何か?を深く掘り下げた名著だと思う

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    Posted by ブクログ 2012年09月29日

    日本の模倣的な態度を排し、創造の力を重視する西洋の伝統を取り入れるべきだという主張から論理構築の方法論を展開します。頭の中をすっきりさせてくれる明快な論述に感銘を受けました。精読に値する本だと思います。

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    Posted by ブクログ 2012年07月23日

    ①仮説とは、「研究の課題を”結果”としてとらえるところから出発して、その現象を生み出す”原因”にさかのぼり、”原因”と”結果”の論理的な関係を設定すること」p44
    そのためにまず問題(結果)を設定し、そのための「原因」を考えるのである。

    仮説の概念から考え直し、研究の必要性に取り組もうと思った

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    Posted by ブクログ 2012年04月15日

    2012夏学期 高等教育調査の方法と解析(1)の参考文献として読んだ。理解度は、まだまだ予習の域を出ないが、残り13回の授業の中で深めていきたい。

    本書を一読し、教育社会学から分化した高等教育論は、社会科学・社会調査の手法を体得することが必須であることを痛感。これを知らないと修論執筆に着手できない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年04月09日

    社会学を研究する上で必要な方法論をまとめたもの。その方法論を踏まえて社会の様々な事象を自分で解き明かす創造性を発揮するための最低限知るべき手法という位置付け。因果関係モデルの概要説明。

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    Posted by ブクログ 2011年11月17日

    最初一度よんだときは全然興味もてなかったし、内容も頭に入らなかったけど、ゼミで高根のこの本を輪読して、社会科学の方法論についての名著であることを実感。
    精読するとすごくおもしろい。社会科学の考えたかたの基礎を教えてもらった。

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    Posted by ブクログ 2011年09月19日

    本書は社会科学を学ぶ人(もしくはより広く文系の人間)が、科学の方法論を学ぶうえで非常に有用な一冊である。

    読者によっては、「要点がまとまっておらず読むのが面倒だ」という印象を受けるようだ。たしかに一般的な方法論について述べるだけでなく、著者がどういった経緯で方法論の大切さを学んだかなどの個人的なエ...続きを読む

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