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小学生の辞書業界、教育界に旋風を巻き起こした話題書。辞書を使って子どもたちが意欲的に学び、「語い力」「読む力」「書く力」「考える力」といった「学力に結び付く力」を、どう身に付けるか、実例を交えて分かりやすく説明しています。 立命館小学校をはじめとして、全国各地の小学校で実施され、数々の実績を生み出しているスーパー学習法。「言葉の吸収力」がピークに達する大切な時期に、ぜひご家庭でもお試しください。
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Posted by ブクログ
著者は立命館小学校の先生(確か) 昔、読んだ本を再読。 前回は独身の時に読み、当時も感銘を受けたけれど、今、子育てするようになってから読むと、この実践がいかに力がつくがまじまじと実感。 家庭で続ける場合は、親のサポートが大事だと思った。 でも、楽しそう! ・辞書引きで1番大切なのは 自分から...続きを読む関わって学ぼうとする姿勢を身につけること ・1.2年生におすすめの辞書 言葉の説用をしっかり行なっている本格的な辞春であり、かつ、総ルビつき(ふりがなつき)であること お薦めは 「くもんの学習国語辞典』(くもん出版) 「チャレンジ小学国語辞典』(ベネッセコポレーション) 「小学新国語辞典』(光村教育図書)など 語彙数で見ると、およそ二万四千語、二万五千語、三万三千語 ・3年生以上は「広辞苑」「角川必携国語辞典」がおすすめ ・選び方 実際に書店で同じ言葉を引かせてみて、説明がわかりやすいものを選ぶとよい 「どれがわかりやすい?」 ・引いた言葉に付箋をはる →別紙に付箋の数、達成日を記録 10枚、50枚、100枚、200枚と1000枚まで設定 (以後子どもに枚数を決めさせる) 節目ごとにご褒美シールまたは印 ・辞書引きは初めの時期は「意味を音読」させる ・付箋にしらべた言葉と番号を振っておく ・辞書で調べてもわからないことは専門家に聞くのもあり ・大人の勉強嫌いを押し付けない ★①「勉強は楽しい」と子どもの前で言い続けること ②子どもと一緒に勉強してみる 漢検など家族で受けるのもおすすめ 【家でできる辞書の使い方】 ・家で夕ご飯のお品書きを書く(産地なども勉強になる) ・チラシや新聞も言葉の宝庫 ・祝日を調べる ・友達百科事典をつくる ・仮説を立てて、考える練習
出版社/著者からの内容紹介 本書では、子どもたちが辞書を引きながら「語い力」「読む力」 「書く力」「考える力」などといった「学力に結びつく力」を身につける方法を 豊富に紹介しています。 小学校低学年は「言葉の吸収力」がピークに達する大切な時期であり、学ぶ意 欲も非常に高いため、「きっかけ」さえあれ...続きを読むば、子どもは楽しみながら学んでい きます。 子どもたちは、国語辞典を「知っている単語探し」「入り組んだ漢字調べ」 「百科事典の代用」といったさまざま用途で使ううちに、「答えを見つける面白 さ」の虜になっていきます。 こうして「学ぶ習慣」を身につけるなかで、メキメキと「語い」が増え、教育 漢字を含めた「1945字」の常用漢字を「読み書き」できるようになっていくので す。このため、本が好きになり、漢字字典、植物事典、百科事典などもむさぼる ように読みふけるようになります。学習面においても、自分で調べ、検証する習 慣が身につくため、考える力がグングン伸びていきます。 一冊の辞書から始まる、子どもの可能性を最大限に引き出す学習法を、今スグ に試してください。次に伸びるのは「あなたの子どもの番」です! 確かに、そういうことは大事だなぁ・・・ と感じます。 親である僕らがどのようにそういう興味を引くように仕向けるのか? というのが大きな課題ですよね。 出来るか? なんつって♪
うちの子供は今年9歳ですが、今日にでも国語辞典を買いに行きたい気分になりました(笑)紹介されている子供たちのすごい自主学習力には感動です。あっと言う間に読める本ですので、一読おすすめです。
そもそも子どもたちは、就学前に、勉強とは思わずに多くの言葉を習得している。その前提を忘れて、簡単なことから難しいことへ、難しいことは苦しいこと、勉強は辛いもの、という押し付けで、子どもの学びを止めさせてはいけないなと思った。
以前、TV番組で辞書を抱えて喜ぶ小学生が放映されていた。集中して番組を観ていなかったので内容は覚えていない。ただ、不思議な映像だけは覚えている。子供たちが持っている辞書が付箋でパンパンになっていること、子供たちの真剣なまなざしと歓喜する姿だ。偶然、この本を見つけたので読んでみることにした。新しい勉...続きを読む強法の提案、小学1年生から1万5千語収録の辞書を与え、ゲーム感覚で言葉を覚えさせるのだ。早速わたしも、小学館(2007年12月31日まで)大辞泉をテーブルに常設して付箋を貼ってみることにした。なにをするにも遅すぎるということはない(笑
これを読んで電子辞書を買ってしまった。 辞書はおもしろい。 TVを見てのちょっとした疑問。英単語。 調べれば奥が深くなる。 国語で有名な、金田一一家。 旅行中、地図を広げ、今見ている山はなにか? この川は?すれ違った電車はなにか? 調べながら旅行するそうだ。 子どもに追求ノートを作ら...続きを読むせて、その道のプロになる。 調べることは、好奇心だ。
以前テレビで立命館小学校の「辞書引き学習」の取り組みを見て非常に興味を持ったので、その内容を説明する本書を手に取った。 著者が指摘するように、小学1年生といえば新しい知識を身につけることに純粋に喜びを覚える時期であると思う。そして、私自身も小学生を学習塾で指導した経験があるのだが、子どもたちは驚...続きを読むくほどに「習ったもの」と「習ってないもの」について明確に区別できるほど、学習内容を覚えているのである。 本書で紹介されている辞書や事典等を用いた教育は、この「区別」を意味のないもの、むしろ子どもの可能性を制限するものと捉え、教えられたことの範囲を自由に超えて、すべての事柄について自分で調べ、研究する姿勢を持たせることを目標とする。実践例も多く挙げられており、本当に小学1年生の子どもたちが辞書をぼろぼろになるまで引いている写真に、驚かされた。 私自身、小学3年生になったとき、親に辞書を与えられ、「これからは、わからないことがあったらお母さんに聞くんじゃなく、辞書を引きなさい」と突き放され、それ以降いつも辞書を開いていた記憶がある。もちろん本書に紹介されるような徹底した辞書引き学習をしたわけではないが、自分自身ではやはり、辞書を引いたり資料集を眺めたりするのが好きで、「習ったもの」「習ってないもの」という区別はせずに小学校時代の学習を進めてこられた覚えがある。ただ、たくさんの知識を得たがために授業中に先生を質問攻めにしたりして授業を妨害するようなこともしたのだが・・・。 辞書引き学習は、著者が言うように子どもの学びを「learn」ではなく「study」にするという点では評価できる。また、学ぶ範囲を限定しないことにも大賛成である。ぜひ我が家の子どもたちにも小学校にあがったらやらせてみたいと思う。ただ、運用の仕方を間違えば、人格形成に問題を与えかねない諸刃の剣であるとも考える。子どもはすぐに人をバカにする。知見を広げる一方、自分の小ささを知り、目上の人を敬う心も合わせて教育できる工夫を、指導する側(特に親)は、常に意識しなければならない。
子どもが本気で興味や疑問を持ち始めると、学習指導要領で掲げている教育目標よりも、ずっと深い学びを体験します。教科書を超えた学びができるのです。(33P) 大切なのは、”答えを見つけるまでのプロセス”です。自分なりの答えにたどり着くまでの過程です。私たち大人がすべきことは、子どもを信じ、ときに励まし...続きを読む、ときに厳しい言葉を投げかけ、答えを見つけようとする姿を後押しすることです。(42P) 『くもんの学習国語辞典』(くもん出版)、『チャレンジ小学国語辞典』(ベネッセコーポレーション)、『小学新国語辞典』(光村教育図書)、『角川必携国語辞典』(角川書店)(75P) 同じ言葉を引いてみて、「どれがわかりやすい?」などと尋ねながら、子どもに選ばせましょう。そのほうが「自分の辞書」として大事に使います。(78P) 辞書を引いたら、その箇所に付箋紙を貼り付けていきます。枚数が増えて、辞書がだんだん膨らんでいくことで、満足感が高まるのです。(80P) この域にもっていくには、子どもの意欲を上手に引き出す仕掛けも必要です。そこで、「付箋紙の数」「達成日」を書き込むシートを作りました。(83P) 「今日から、お母さんと一緒に辞書を引こうね。まずは夕食の『カレー』を引いてみようか。○○ちゃんも好きだよね。お母さんも自分の辞書で調べてみるね」(84P) 「なぜ、メートルは米なのか?」「なぜ、ミリメートルは『こめへん』に『毛』と書くのか?」こうした問いを投げかけていきます。(128P) 教師の出した質問に興味を持ち、さまざまな調べ方をする。そのうちに「なぜ?」という好奇心がふつふつとわいてきて、とにかく答えを見つけたくて、がむしゃらに調べ、考えて自分なりの答えを導く(138P) 「アサガオは元気ですか。一つのことをじっと見つめることは、世界を見つめることとおなじくらい大きなことです。実花さんは、この一年で大きく成長したんだと思います。年賀状ありがとうございました。本年もよろしくお願いします」(160P) 「本当に当たり前のことなの?」「なんで、それが嘘だって言えるの?」子どもたちの根拠のない言葉に対して、ものわかりのいい態度をとるのではなく、「わからず屋」を演じ、反論してみせます。(166P) 「この問題はさらなる疑問を生み出しそうだ」というケースでは、質問に対する答えに満足させないように、わざと子どもの学ぶ意欲に火をつけます。(229P) 「本当に教えたいことは、教えないようにして教える」つまり、子ども自身に気づかせ、学ばせる(234P) 覚えることを少なくして、丁寧に指導しようとしても、結局、子どもが意欲を持って、自らの手により学ぶように仕向けなければ、学力は低下してしまう(243P) 小学校のうちに、名作とされる本を一通り読んだり、生き物や植物について図鑑を眺めて想像したり、身の回りのものを観察して科学的な目を養ったりする時間を毎日とれるのは、この時期ならではの貴重な体験です。(252P)
ぜひ娘にやらせてみようと思う。 辞書を引くことが楽しみになるような仕組みとして、 ?ひいたところに付箋を貼る ?表彰状をわたす ?親も子供の前で辞書を引き、その語句の説明を比べてみる ?褒める が大事だと感じた。 こういうことを学校で行ってくれるとは素晴らしい学校だなぁ。
ただ、語彙を調べるために使うのではなく、学習を発展させていくために使うには、どのように使えばいいのかが、わかりやすく書かれてあります。すぐにでも本屋へ辞書を買いにいきたくなりました。
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7歳から「辞書」を引いて頭をきたえる
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深谷圭助
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