HEARTBEAT

HEARTBEAT

小説・文芸
649円 (税込)

3pt

優等生の委員長と不良少女の淡い恋。できすぎたシチュエーションかもしれないけれど、すべてはそこから始まった。彼女が自力で自分の人生を立て直すことができたなら、十年後、あるものを渡そう――そして十年が過ぎ、約束の日がやってきた。しかし彼女は姿を見せず、代わりに彼女の夫と名乗る人物が現われる。彼女は三年前から行方がわからなくなっていた。居場所を捜し出そうと考えたとき、協力者として僕の脳裏にひとりの同級生が思い浮かぶ。かつて僕に、ブックマッチの恰好良い火の点け方を教えてくれた男が――。約束を果たすため、ニューヨークの〈暗闇〉から帰ってきた青年が巡り合う少年少女たち、そして最高の「相棒」。『東京バンドワゴン』で脚光を浴びた名手による、約束と再会の物語。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最後が…そうなの?そうだったの?としばらく呆然とした~~。
    10年前の友人に会うため「約束」「再会」の旅へ!

    0
    2016年09月19日

    Posted by ブクログ

    壮絶な愛の物語!最高!!めっちゃ好き!!! 残酷で、辛くて、悲しくて、切なくて・・・なのに、なのに、なんなの、この読後感の好さ!言いたいことは、多々あるけれど、あとは読んでの、お・た・の・し・み( *^ x ^* ) ♪

    0
    2013年01月26日

    Posted by ブクログ

    待望の文庫化。「子どもは守らなくてはならない」など、小路幸也がこの作品以後も小説で書き続けている登場人物たちの姿と重なる場面がいくつもあった。解説にもあったけれど、確かに小路幸也らしさというものが詰め込まれた、それでいて少し他の著書とは雰囲気が異なる作品。昔から大好きです。
    こんなオチずるい、と単行本初読時からだいぶ経った今読んでもやっぱり思うのだけど、だからこそのどうしようもうない切なさややり切れなさ、彼らの真っ直ぐな想いが、読み終えたとき胸に響くのだろう。[2012.08.26]

    0
    2012年08月27日

    Posted by ブクログ

    少し読みにくいなと感じながら 読み進めた。
    知らず知らずのうちに 引き込まれる。
    盛り上がる感じはないが 止まらない。
    中盤からが本骨頂 
    小路幸也さんって こんな作風だったっけ
    僕は長い昼と長い夜を過ごす から続けて読んだので
    こんな風に感じた。
    五条辻家
    少しニヤッとしてしまった。笑

    0
    2021年09月24日

    Posted by ブクログ

    こんなに哀しくて切なくて、それでいてあたたかな物語を小路幸也は書けるのだろう。

    10年前の約束を果すため。
    ただそれだけのために、委員長はニューヨークから帰ってきた。
    けれど相手は約束の場所には現れず、それどころか代わりにやって来た夫と名乗る男は「ヤオ」は失踪中だという。
    途方にくれた委員長は、協力してくれそうな友人をひとり思い出す。
    久しぶりに会った巡矢は、以前とまったく変わらない態度で接してくれた。
    ヤオを探す手伝いもしてくれるという。
    巡矢から見せられた幽霊映像に写るヤオ。
    人工的に作られたその映像は、何のために誰が作ったものなのか。
    ヤオは何故幽霊になっているのか。
    ふたりの前にさらなる手がかりがおとずれる。
    生きていくことが辛くなるほどの出来事があったとき、人はどうやって立ち直るのだろう。
    心が強い人ばかりではない。
    弱くても、必死に何かにすがって生き続けている人もいるだろう。
    生きていく目的。
    どんなに辛くても、その目的を果すまでは絶対に死ねない。
    そんなふうに思える目的を持つこと。
    それが生きる力になる。
    でも、目的を果たしてしまったら?
    どうやって生きていけばいいのだろう。
    結末については賛否両論あるかもしれない。
    あの映画を思い出しながら、そうだったのかと納得できた。
    読み終わった直後に何箇所か読み直したのも久しぶりだった。
    最後のセリフがじわりと効いてくる物語だった。

    0
    2017年03月21日

    Posted by ブクログ

    魅力的な背景と個性を持つキャラクターが多過ぎて、一冊では不完全燃焼な印象。
    続編?があるのも頷けます。
    ラストのオチに一瞬戸惑ったけど、よく考えれば小路氏にとっては珍しいことではなかったです。

    0
    2014年08月18日

    Posted by ブクログ

    幽霊の出てくる話はあまり好きではない。
    怖いのは嫌いというのはもちろん、
    なんだか、空間、時間、いろんな壁が取っ払われて
    なんでもありになっちゃうから。

    だけど、小路さんの幽霊は
    「東京バンドワゴン」のサチさんといい
    今回の委員長といい、
    なんていうのかなぁ、人間ぽくて好き。

    とんでもなく切なくて、タイムマシンがあれば
    巻き戻してあげたくなってしまう。
    ヤオも委員長も巡矢も、それぞれに
    苦しくて、辛くて、若い。

    けれど、愛する気持ちはきちんと、
    そこだけ暖かい。

    小路さんの作品に出てくる子どもたちが
    好きだ。
    彼らがどんな大人になるのか楽しみになってくる。
    ヤオも委員長も巡矢も、そういう子どもたちだったのに、きっと。

    あー、切ない。

    そうだ、続編を読んでみよう。

    0
    2014年04月21日

    Posted by ブクログ

    いろいろ・・・この手の小説も読んだし、こんな感じの映画も観たのに・・・毎回作者の思うツボである。どうしてそうなんだろう。素直すぎるのか(笑)綺麗な話だと思う。幽霊が出てくるというだけでなく、ファンタジーなのだと。誰もが自分の中に後悔を抱えている。それをどう処理するかは自分自身の問題なのだ。生きている限り、そして死んだ後でも。

    0
    2014年01月03日

    Posted by ブクログ

    色々想像して話を繋げる作業が必要。結局その想像は食い違ってて、あ、そういうことって後半になってようやく話がわかったりする。まさか最後にこんな衝撃が待ってるとは予想してなかった。

    0
    2013年09月16日

    Posted by ブクログ

    よくよく考えると、ヘビーな話です。ヘビーな経験をこれでもか!と背中に背負い込まされた人たちばかりが出てくるお話。

    なのに、さらりと肌触りがよく、爽やかで、透明感のある切なさだけが残ります。

    途中までは、「わー、(フィクションとしては)ありがちー」とか「いやいや、ここまではねーよ」とか思いながら読んでいたのに。

    一番最後のサプライズに、本当に驚かされました。

    みんな、優しい人たちです。優しくて強い人たち。

    「約束と再会の物語」。その意味がずんと響きます。この余韻が消えないうちに、もう一回読む。

    0
    2013年06月12日

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