穢れと神国の中世

穢れと神国の中世

1,705円 (税込)

8pt

3.0

東北から九州まで共通して見られる、死と出産を「穢」とみなす民俗習慣。その観念の起源をめぐる探究は九~十世紀に制定された『延喜式』に行き当たる。数多くの史料を、当時の息づかいがわかるように参照し、「穢」という不可思議な意識と社会秩序感覚が生み出された過程を明らかにする。挑戦的な歴史学の試み。(講談社選書メチエ)

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穢れと神国の中世 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年01月01日

    「穢れ」とはどういうモノなのかについて考察してる本。

    「穢れ」とされている内容は日本各地であるていど”共通”しているが、これはどのような結果生まれたのだろうという疑問を、当時の人々がどういう状況を「穢れ」としていたのか、「穢れ」が生じた時どのような反応、対策をしていたのかについて考察している内容。

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    Posted by ブクログ 2014年02月17日

    日本史では切っても切り離せない穢れ思想。
    そもそも、穢れの話をするなら、まずはその対極にある清浄なるものはどういうことなのか。そこから始まったのでとても読みやすかった。
    中世の事案を通して展開されて行くのですが、いわゆる年表にのるような事件などの裏側では(むしろ、そここそが日常だが)どのような対応が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年04月08日

    穢の中心が天皇ではなくて神もしくは神域(寺)であることを明らかにしている前半はとても分かりやすかった。天皇があくまでも神官であり、穢れる対象は神である、というのは中世史の他の本でも誤解しているものが多いように思う。天皇の相対化は中世日本の一大特徴でもあるので、その意味でもクリアなロジックに説得された...続きを読む

    0

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